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2020年10月23日長野県北部でM2.3・震度1、3日前の長野県中部M3.3から糸静線沿い北側で地震

長野県北部でM2.3・震度1、3日前の長野県中部M3.3から糸静線沿い北側で地震


 

気象庁によると2020年10月23日02:24に長野県北部でM2.3・震度1の地震が発生した。長野県北部で有感地震が記録されたのは15日ぶり。今年22回目となる有感地震であった。

 

長野県北部における今回の地震について

2020年10月23日02:24 M2.3・震度1 長野県北部(深さごく浅い)

長野県北部で有感地震が観測されたのは2020年10月08日のM1.9・震度1以来15日ぶり。今回の震源からは約53km離れた場所で深さは2kmであった。その前は2020年09月26日のM1.8・震度1で、今回の震源から約54km離れた場所で深さは2kmであった。

今回の震源周辺では3日前の10月20日に南側に当たる長野県中部でM3.3・震度2の地震が深さ11kmと同程度で発生したばかりであった。どちらも糸魚川-静岡構造線断層帯付近に当たる位置であったとみられる。

糸静線断層帯では30年以内に北部でM7.7程度の地震が最大16%、中北部でM7.6程度の地震が最大30%の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震30事例のうち、その後1ヶ月以内に長野県北部を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは30事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは30事例中5例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ない、北陸地方における繋がりは30事例中1例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

長野県北部と中部地方の最近の地震活動

長野県北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が31回であるのに対し2019年に長野県北部における1週間平均値は40回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

長野県北部を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は521回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては22回目。長野県北部では2019年に20回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計21回のうちM3.0未満だったのが18回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

長野県北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2018年05月25日 M5.2 震度5強 長野県北部
2018年05月12日 M5.2 震度5弱 長野県北部
2014年11月22日 M6.7 震度6弱 長野県北部(長野県神城断層地震)
2012年07月10日 M5.2 震度5弱 長野県北部
2011年04月12日 M5.6 震度5弱 長野県北部

長野県北部を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月27日の静岡県西部M5.1・震度4が挙げられる。
 

長野県北部の過去の地震データ

1919年以降、長野県北部で発生してきた有感地震は1,553回でそのうちM5.0以上であったのが37回、M6.0以上が3回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2014年11月22日のM6.7・震度6弱(長野県神城断層地震)で深さは5kmであった。

長野県北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2014年11月22日 M6.7 震度6弱 長野県北部(長野県神城断層地震)
1941年07月15日 M6.1 震度6 長野県北部(長野地震)
1943年10月13日 M5.9 震度4 長野県北部
1986年12月30日 M5.9 震度4 長野県北部
1924年12月14日 M5.6 震度3 長野県北部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1958年12月27日に長野県中部でM5.2・震度3の地震が約6kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1967年09月14日に長野県中部でM5.1・震度4の地震が約7kmの距離(深さ11km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1967年02月03日に約9kmの距離で発生した長野県中部M5.4・震度3(深さ0km)であった。
 

中部地方と長野県北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在347予測。また長野県北部など震源地別予測が現在1313予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは48予測、Cクラスは290予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が25予測となっている。

また震源地予測では現在、計1313予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが102予測、Cクラスが1197予測となっており、このうち長野県北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、長野県北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」長野県北部M2.3の類似30事例以後の発震傾向性

今回の長野県北部M2.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた30件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

長野県北部を含む中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは30事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりはやや少ないと言える。

中部地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

長野県中部 30事例中1例
山梨県東部・富士五湖 30事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが30事例中5例、北陸地方では30事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは30事例中5例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ない、北陸地方における繋がりは30事例中1例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

関東地方及び北陸地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 30事例中3例
千葉県北東部 30事例中2例
千葉県東方沖 30事例中1例
茨城県南部 30事例中1例

新潟県中越地方 30事例中1例
 

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※画像は気象庁より。