• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年10月23日北大西洋のレイキャネス海嶺でM5.1、付近では前日3回のM5クラス地震

北大西洋のレイキャネス海嶺でM5.1、付近では前日3回のM5クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年10月23日08:06に北大西洋のレイキャネス海嶺でM5.1の地震が発生した。今回の震源付近では前日に3回のM5クラス地震が起きていた。

 

北大西洋における今回の地震について

日本時間2020年10月23日08:06 M5.1 北大西洋(深さ約10km)

北大西洋でM5.0以上地震が観測されたのは2020年04月17日のM5.0以来188日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約34km離れた位置であった。

M5以下の地震を含めると今回の震源付近では日本時間10月22日にM4.7、M4.6、M4.7と3回のM5クラス地震が相次いでいた。

今回の震源付近では1967年02月14日にM7.0の大地震が東側約93kmの地点で発生しており、深さも約10kmと今回と同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震41事例のうち、その後1ヶ月以内に北大西洋を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは41事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは41事例中6例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、欧州における繋がりは41事例中2例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の41事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは41事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。
 

北大西洋の最近の地震活動

北大西洋における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年に北大西洋の1ヶ月当たり平均発生数は3.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

北大西洋では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に北大西洋で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年03月10日 M5.9 北大西洋(深さ約10km)
2019年03月10日 M5.5 北大西洋(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

北大西洋では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に北大西洋で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年04月17日 M5.0 北大西洋(深さ約10km)
2020年03月08日 M4.9 北大西洋(深さ約10km)
2020年03月16日 M4.9 北大西洋(深さ約10km)
2020年03月16日 M4.8 北大西洋(深さ約10km)
2020年02月02日 M4.7 北大西洋(深さ約10km)
 

北大西洋の過去の地震データ

1901年以降、北大西洋で発生してきたM6.0以上の地震は17回でそのうちM7.0以上であったのが2回。20世紀以降、過去最大だったのは1929年11月18日のM7.2で深さは約10kmであった。

北大西洋で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1929年11月18日 M7.2 北大西洋(深さ約10km)
1967年02月13日 M7.0 北大西洋(深さ約10km)
1974年10月16日 M6.9 北大西洋(深さ約33km)
1998年02月16日 M6.8 北大西洋(深さ約10km)
1923年09月30日 M6.7 北大西洋(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1967年02月13日に北大西洋でM7.0の地震が約93kmの距離(深さ10km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大西洋と北大西洋における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在666予測。また北大西洋など震源地別予測が現在3,127予測となっている。

方面別予測において現在、計666予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは141予測、Cクラスは495予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が3予測、Cクラス予測が55予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,127予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが198予測、Cクラスが2,900予測となっており、このうち北大西洋に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、北大西洋の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」北大西洋M5.1の類似41事例以降の発震傾向性

今回の北大西洋M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた41件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

北大西洋を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは41事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは少ないと言える。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南サンドイッチ諸島 41事例中1例
大西洋中央海嶺 41事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが41事例中6例、欧州では41事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは41事例中6例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、欧州における繋がりは41事例中2例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

北米及び欧州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 41事例中3例
アラスカ 41事例中2例
カナダ 41事例中1例

エーゲ海 41事例中1例
ギリシャ 41事例中1例

また、今回の北大西洋における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは41事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1983年06月21日 M7.1・震度4 青森県西方沖
1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
1987年04月07日 M6.6・震度5 福島県沖
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2003年10月08日 M6.4・震度4 釧路沖
2004年09月07日 M6.5・震度4 三重県南東沖
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。