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2020年10月25日インドネシアのジャワ島でM5.4、5日ぶり今年124回目のM5以上地震

インドネシアのジャワ島でM5.4、5日ぶり今年124回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月25日09:56にインドネシアのジャワ島でM5.4の地震が発生した。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年10月25日09:56 M5.4 インドネシア(深さ約57km)

インドネシアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月19日のM5.2以来5日ぶりで今年124回目。前回の地震は今回の震源から東方向に約2,050km離れたバンダ海であった。その前は2020年10月19日のM5.1で、今回の震源から西方向に約943km離れたスマトラ島沖であった。(時刻は海外時間(UTC))

スマトラ島沖では10月15日からM5を超える規模の地震が19日までに7回続いていたが、その後収まりを見せている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震28事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは28事例中17例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは28事例中1例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の28事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは28事例中7例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が61回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.6 インドネシア(深さ約534km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2017年12月15日にインドネシアでM6.5の地震が約52kmの距離(深さ90km)で起きていた他、2009年09月02日にインドネシアでM7.0の地震が約77kmの距離(深さ46km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2009年09月02日に77kmの距離で発生したインドネシア M7.0(深さ46km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在654予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在3,062予測となっている。

方面別予測において現在、計654予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは140予測、Cクラスは486予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,062予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが194予測、Cクラスが2,840予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが15予測、Bクラスが41予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.4の類似28事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた28件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは28事例中17例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 28事例中7例
日本 28事例中7例
フィリピン 28事例中3例
グアム 28事例中2例
東ティモール 28事例中1例
ミャンマー 28事例中1例
中国 28事例中1例

それ以外ではインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが28事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは28事例中1例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

インド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

南東インド洋海嶺 28事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは28事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1998年08月20日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2014年07月12日 M7.0・震度4 福島県沖
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。