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2020年10月26日太平洋南極海嶺でM5.2、10月4回目のM5以上地震

太平洋南極海嶺でM5.2、10月4回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月26日08:43に太平洋南極海嶺でM5.2の地震が発生した。太平洋南極海嶺におけるM5以上は10月4回目と目立っている。

 

太平洋南極海嶺における今回の地震について

日本時間2020年10月26日08:43 M5.2 太平洋南極海嶺(深さ約12km)

太平洋南極海嶺でM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月21日のM5.4以来5日ぶりで今年10回目。前回の地震は今回の震源から約218km離れた位置であった。その前は2020年10月17日のM5.4で、今回の震源から約975km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

太平洋南極海嶺では他にも10月05日にM5.2の地震が起きていたことから、今回の地震は今月4回目のM5以上となり、中規模地震が目立っている。

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年02月14日に太平洋南極海嶺でM5.5の地震が今回の震源からは約73km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震46事例のうち、その後1ヶ月以内に太平洋南極海嶺を含む北極・南極でM7クラス以上の地震が起きていたのは46事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北極・南極で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北極・南極への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは46事例中31例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、中南米における繋がりは46事例中21例で平均発生頻度1に対し1.2でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の46事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは46事例中16例であった。これは通常時の1に対し1.5で多いと言える。
 

太平洋南極海嶺の最近の地震活動

太平洋南極海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年に太平洋南極海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は3.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

太平洋南極海嶺では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に太平洋南極海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年07月27日 M5.7 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年07月27日 M5.6 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年07月10日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年10月09日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

太平洋南極海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に太平洋南極海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月31日 M5.8 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年02月14日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年01月08日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年04月01日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年10月17日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
 

太平洋南極海嶺の過去の地震データ

1901年以降、太平洋南極海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は57回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは2015年05月19日のM6.7で深さは約7kmであった。

太平洋南極海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2015年05月19日 M6.7 太平洋南極海嶺(深さ約7km)
1951年01月23日 M6.6 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
1947年12月15日 M6.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2005年05月12日 M6.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
1970年08月24日 M6.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)
 

北極・南極と太平洋南極海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北極・南極など方面別予測が現在642予測。また太平洋南極海嶺など震源地別予測が現在2,999予測となっている。

方面別予測において現在、計642予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは137予測、Cクラスは477予測。このうち北極・南極に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が31予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,999予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが193予測、Cクラスが2,778予測となっており、このうち太平洋南極海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが10予測となっている。

通常時との比較では北極・南極の現在の危険度は100%以上、太平洋南極海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」太平洋南極海嶺M5.2の類似46事例以降の発震傾向性

今回の太平洋南極海嶺M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた46件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

太平洋南極海嶺を含む北極・南極で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは46事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北極・南極で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北極・南極への繋がりはやや多いと言える。

北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

サウスシェトランド諸島 46事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが46事例中31例、中南米では46事例中21例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは46事例中31例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、中南米における繋がりは46事例中21例で平均発生頻度1に対し1.2でやや多いという結果であった。

大洋州及び中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 46事例中11例
フィジー 46事例中8例
ケルマデック諸島 46事例中6例
バヌアツ 46事例中5例
ソロモン諸島 46事例中5例
マッコーリー島 46事例中3例
サンタクルーズ諸島 46事例中2例
サモア 46事例中2例
ニュージーランド 46事例中1例
ウォリス・フツナ 46事例中1例

チリ 46事例中4例
ニカラグア 46事例中3例
コロンビア 46事例中2例
ブラジル 46事例中2例
アルゼンチン 46事例中2例
ペルー 46事例中2例
メキシコ 46事例中2例
ホンジュラス 46事例中2例
エクアドル 46事例中1例
パナマ 46事例中1例

また、今回の太平洋南極海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは46事例中16例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.5で多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年07月23日 M7.0・震度4 茨城県沖
1986年06月24日 M6.4・震度4 千葉県南東沖
1987年02月06日 M6.7・震度5 福島県沖
1996年02月17日 M6.8・震度4 福島県沖
2000年10月06日 M7.3・震度6強 鳥取県西部(鳥取県西部地震)
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2009年08月17日 M6.7・震度3 石垣島近海
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
2014年07月12日 M7.0・震度4 福島県沖
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。