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2020年10月26日福島県浜通りでM3.1・震度1、65日ぶり今年8回目の有感地震

福島県浜通りでM3.1・震度1、65日ぶり今年8回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月26日18:03に福島県浜通りでM3.1・震度1の地震が発生した。福島県浜通りで有感地震が記録されたのは65日ぶり。今年8回目となる有感地震であった。

 

福島県浜通りにおける今回の地震について

2020年10月26日18:03 M3.1・震度1 福島県浜通り(深さ約70km)

福島県浜通りで有感地震が観測されたのは2020年08月23日のM2.8・震度1以来65日ぶり。今回の震源からは約19km離れた場所で深さは18kmであった。その前は2020年06月18日のM3.3・震度2で、今回の震源から約61km離れた場所で深さは78kmであった。

今回の震源付近では2011年09月29日にM5.4・震度5強の地震が約7kmとごく近くで起きていたが、深さは9kmと今回より浅かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震13事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県浜通りを含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは13事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは13事例中3例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

福島県浜通りと東北地方の最近の地震活動

福島県浜通りで最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が15回であるのに対し2019年に福島県浜通りにおける1週間平均値は24回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

福島県浜通りを含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は943回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては8回目。福島県浜通りでは2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計7回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

福島県浜通りにおける最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2013年09月20日 M5.9 震度5強 福島県浜通り
2013年07月23日 M5.2 震度4 福島県浜通り
2011年09月29日 M5.4 震度5強 福島県浜通り
2011年05月25日 M5.0 震度5弱 福島県浜通り
2011年05月06日 M5.2 震度5弱 福島県浜通り

福島県浜通りを含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

福島県浜通りの過去の地震データ

1919年以降、福島県浜通りで発生してきた有感地震は1,527回でそのうちM5.0以上であったのが26回。またM6.0以上は3回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年04月11日のM7.0・震度6弱で深さは6kmであった。

福島県浜通りにおいて過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年04月11日 M7.0 震度6弱 福島県浜通り
1922年01月23日 M6.5 震度3 福島県浜通り
2011年03月23日 M6.0 震度5強 福島県浜通り
1921年12月20日 M5.9 震度3 福島県浜通り
2011年04月11日 M5.9 震度5弱 福島県浜通り

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2011年09月29日に福島県浜通りでM5.4・震度5強の地震が約7kmの距離(深さ9km)で起きていた他、1924年01月16日に福島県浜通りでM5.7・震度3の地震が約8kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1921年12月20日に約9kmの距離で発生した福島県浜通りM5.9・震度3(深さ64km)であった。
 

東北地方と福島県浜通りにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在347予測。また福島県浜通りなど震源地別予測が現在1313予測となっている。

方面別予測において現在、計347予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは48予測、Cクラスは290予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が15予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計1313予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが102予測、Cクラスが1197予測となっており、このうち福島県浜通りに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが6予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、福島県浜通りの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県浜通りM3.1の類似13事例以後の発震傾向性

今回の福島県浜通りM3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた13件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県浜通りを含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは13事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

宮城県沖 13事例中2例
三陸沖 13事例中2例
岩手県内陸南部 13事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが13事例中3例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは13事例中3例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ないと言える。

関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県南部 13事例中1例
茨城県沖 13事例中1例
千葉県東方沖 13事例中1例
 

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※画像は気象庁より。