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2020年10月27日イラン中部でM5.0、3日前の西部M5.0に続くM5超え地震

イラン中部でM5.0、3日前の西部M5.0に続くM5超え地震


 

USGSによると日本時間2020年10月27日06:34にイラン中部でM5.0の地震が発生した。イランでは3日前にもM5.0の地震が起きたばかりであった。

 

イランにおける今回の地震について

日本時間2020年10月27日06:34 M5.0 イラン(深さ約10km)

イランでM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月24日のM5.0以来3日ぶりで今年16回目。前回の地震は今回の震源から約850km離れた位置であった。その前は2020年09月06日のM5.1で、今回の震源から約472km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

イランでは上記の通り3日前の10月24日にM5.0の地震がイラン西部で発生したばかりであった。今回の地震はイラン中部であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震25事例のうち、その後1ヶ月以内にイランを含む中東でM7クラス以上の地震が起きていたのは25事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の欧州における繋がりは25事例中2例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、インド洋における繋がりは25事例中2例で平均発生頻度1に対し1.6で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の25事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは25事例中8例であった。これは通常時の1に対し1.4でやや多いと言える。
 

イランの最近の地震活動

イランにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にイランの1ヶ月当たり平均発生数は8.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

イランでは2019年にM6.0以上の地震が0回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にイランで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月07日 M5.9 イラン(深さ約20km)
2019年01月06日 M5.6 イラン(深さ約14km)
2019年07月08日 M5.6 イラン(深さ約19km)
2019年10月21日 M5.5 イラン(深さ約9km)
※海外時間(UTC)

イランでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にイランで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月09日 M5.7 イラン(深さ約10km)
2020年01月02日 M5.5 イラン(深さ約10km)
2020年06月09日 M5.4 イラン(深さ約10km)
2020年01月27日 M5.3 イラン(深さ約10km)
2020年03月27日 M5.3 イラン(深さ約10km)
 

イランの過去の地震データ

1901年以降、イランで発生してきたM6.0以上の地震は81回でそのうちM7.0以上であったのが10回。20世紀以降、過去最大だったのは2013年04月16日のM7.7で深さは約80kmであった。

イランで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2013年04月16日 M7.7 イラン(深さ約80km)
1978年09月16日 M7.4 イラン(深さ約33km)
1990年06月20日 M7.4 イラン(深さ約19km)
1909年01月23日 M7.3 イラン(深さ約15km)
1997年05月10日 M7.3 イラン(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1911年04月18日にイランでM6.5の地震が約154kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1978年09月16日にイランでM7.4の地震が約191kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1978年09月16日に191kmの距離で発生したイラン M7.4(深さ33km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中東とイランにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中東など方面別予測が現在642予測。またイランなど震源地別予測が現在2,999予測となっている。

方面別予測において現在、計642予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは137予測、Cクラスは477予測。このうち中東に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が55予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,999予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが193予測、Cクラスが2,778予測となっており、このうちイランに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが42予測となっている。

通常時との比較では中東の現在の危険度は100%以下、イランの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イランM5.0の類似25事例以降の発震傾向性

今回のイランM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた25件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

イランを含む中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは25事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは少ないと言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アフガニスタン 25事例中1例

それ以外では欧州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが25事例中2例、インド洋では25事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の欧州における繋がりは25事例中2例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、インド洋における繋がりは25事例中2例で平均発生頻度1に対し1.6で多いという結果であった。

欧州及びインド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ギリシャ 25事例中1例
イタリア 25事例中1例

カールスバーグ海嶺 25事例中1例
アデン湾 25事例中1例

また、今回のイランにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは25事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.4でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1987年04月23日 M6.5・震度5 福島県沖
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2012年03月14日 M6.9・震度4 三陸沖
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。