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2020年10月28日神奈川県西部でM2.8・震度1、24日ぶり今年6回目の有感地震

神奈川県西部でM2.8・震度1、24日ぶり今年6回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月28日03:34に神奈川県西部でM2.8・震度1の地震が発生した。神奈川県西部で有感地震が記録されたのは24日ぶり。今年6回目となる有感地震であった。

 

神奈川県西部における今回の地震について

2020年10月28日03:34 M2.8・震度1 神奈川県西部(深さ約20km)

神奈川県西部で有感地震が観測されたのは2020年10月04日のM2.5・震度1以来24日ぶり。今回の震源からは約26km離れた場所で深さは3kmであった。その前は2020年10月01日のM3.0・震度1で、今回の震源から約23km離れた場所で深さは16kmであった。

今回の震源は神奈川県の北西部、丹沢山地付近であった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内に神奈川県西部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは26事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中部地方における繋がりは26事例中1例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、伊豆・小笠原における繋がりは26事例中5例で平均発生頻度1に対し0.6で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

神奈川県西部と関東地方の最近の地震活動

神奈川県西部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が27回であるのに対し2019年に神奈川県西部における1週間平均値は25回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

神奈川県西部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は571回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては6回目。神奈川県西部では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計5回のうちM3.0未満だったのが3回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

神奈川県西部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1990年08月05日 M5.3 震度4 神奈川県西部
1990年06月05日 M5.3 震度4 神奈川県西部
1961年11月14日 M5.2 震度2 神奈川県西部
1961年09月02日 M5.0 震度3 神奈川県西部
1933年12月08日 M5.2 震度3 神奈川県西部

神奈川県西部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

神奈川県西部の過去の地震データ

1919年以降、神奈川県西部で発生してきた有感地震は364回でそのうちM5.0以上であったのが17回。またM6.0以上は4回でM7.0以上の大地震は2回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1923年09月01日のM7.9・震度6(大正関東地震)で深さは23kmであった。

神奈川県西部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1923年09月01日 M7.9 震度6 神奈川県西部(大正関東地震)
1924年01月15日 M7.3 震度6 神奈川県西部(丹沢地震)
1929年07月27日 M6.3 震度5 神奈川県西部
1923年09月02日 M6.2 震度4 神奈川県西部
1923年12月24日 M5.7 震度3 神奈川県西部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1929年07月27日に神奈川県西部でM6.3・震度5の地震が約2kmの距離(深さ37km)で起きていた他、1923年09月03日に神奈川県西部でM5.1・震度3の地震が約5kmの距離(深さ24km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1929年07月27日に約2kmの距離で発生した神奈川県西部M6.3・震度5(深さ37km)であった。
 

関東地方と神奈川県西部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在307予測。また神奈川県西部など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち神奈川県西部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、神奈川県西部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」神奈川県西部M2.8の類似26事例以後の発震傾向性

今回の神奈川県西部M2.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

神奈川県西部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや多いと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 26事例中4例
千葉県東方沖 26事例中3例
関東東方沖 26事例中2例
茨城県南部 26事例中2例
茨城県北部 26事例中1例

また、中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中1例、伊豆・小笠原では26事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中部地方における繋がりは26事例中1例で平均発生頻度1に対し0.4と少ない、伊豆・小笠原における繋がりは26事例中5例で平均発生頻度1に対し0.6で少ないという結果であった。

中部地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

長野県北部 26事例中1例

鳥島近海 26事例中2例
小笠原諸島西方沖 26事例中2例
八丈島東方沖 26事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。