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2020年10月28日岐阜県飛騨地方でM2.2・震度1、70日ぶり今年70回目の有感地震

岐阜県飛騨地方でM2.2・震度1、70日ぶり今年70回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月28日05:16に岐阜県飛騨地方でM2.2・震度1の地震が発生した。岐阜県飛騨地方で有感地震が記録されたのは70日ぶり。今年70回目となる有感地震であった。

 

岐阜県飛騨地方における今回の地震について

2020年10月28日05:16 M2.2・震度1 岐阜県飛騨地方(深さ約10km)

岐阜県飛騨地方で有感地震が観測されたのは2020年08月19日のM2.3・震度1以来70日ぶり。今回の震源からは約47km離れた場所で深さは3kmであった。その前は2020年08月02日のM2.7・震度1で、今回の震源から約48km離れた場所で深さは2kmであった。

岐阜県飛騨地方では04月下旬から長野県中部と共に群発地震が発生していたが、今回の震源は東側に離れた位置であった。

今回の震源付近には跡津川断層帯と牛首断層帯が走っており、前者では30年以内にM7.9程度の地震がほぼ0%の確率で、後者ではM7.7程度の地震がほぼ0%の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震16事例のうち、その後1ヶ月以内に岐阜県飛騨地方を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは16事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは16事例中3例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、北陸地方における繋がりは16事例中2例で平均発生頻度1に対し3.2で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

岐阜県飛騨地方と中部地方の最近の地震活動

岐阜県飛騨地方で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が68回であるのに対し2019年に岐阜県飛騨地方における1週間平均値は58回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

岐阜県飛騨地方を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は592回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては70回目。岐阜県飛騨地方では2019年に24回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計69回のうちM3.0未満だったのが42回、M3.0~3.9が21回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が1回となっている。

岐阜県飛騨地方における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年05月19日 M5.4 震度4 岐阜県飛騨地方
2011年02月27日 M5.5 震度4 岐阜県飛騨地方
2011年02月27日 M5.0 震度4 岐阜県飛騨地方
2010年08月27日 M5.2 震度2 岐阜県飛騨地方
1998年08月16日 M5.6 震度4 岐阜県飛騨地方

岐阜県飛騨地方を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月27日の静岡県西部M5.1・震度4が挙げられる。
 

岐阜県飛騨地方の過去の地震データ

1919年以降、岐阜県飛騨地方で発生してきた有感地震は679回でそのうちM5.0以上であったのが12回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1931年06月02日のM6.0・震度3で深さは256kmであった。

岐阜県飛騨地方において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1931年06月02日 M6.0 震度3 岐阜県飛騨地方
1935年04月15日 M5.7 震度2 岐阜県飛騨地方
1998年08月16日 M5.6 震度4 岐阜県飛騨地方
2011年02月27日 M5.5 震度4 岐阜県飛騨地方
2020年05月19日 M5.4 震度4 岐阜県飛騨地方

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1935年04月15日に岐阜県飛騨地方でM5.7・震度2の地震が約15kmの距離(深さ262km)で起きていた他、1959年11月13日に岐阜県飛騨地方でM5.0・震度3の地震が約15kmの距離(深さ9km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1935年04月15日に約15kmの距離で発生した岐阜県飛騨地方M5.7・震度2(深さ262km)であった。
 

中部地方と岐阜県飛騨地方における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在307予測。また岐阜県飛騨地方など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が22予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち岐阜県飛騨地方に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、岐阜県飛騨地方の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岐阜県飛騨地方M2.2の類似16事例以後の発震傾向性

今回の岐阜県飛騨地方M2.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた16件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岐阜県飛騨地方を含む中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは16事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりはやや少ないと言える。

中部地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

東海道南方沖 16事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが16事例中3例、北陸地方では16事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは16事例中3例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、北陸地方における繋がりは16事例中2例で平均発生頻度1に対し3.2で多いという結果であった。

関東地方及び北陸地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 16事例中3例
千葉県北東部 16事例中1例
千葉県東方沖 16事例中1例

能登半島沖 16事例中1例
佐渡付近 16事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。