• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年10月28日インドネシア・スラウェシ島でM5.5、2日前にもM5.1の地震

インドネシア・スラウェシ島でM5.5、2日前にもM5.1の地震


 

USGSによると日本時間2020年10月28日04:43にインドネシアのスラウェシ島中部でM5.5の地震が発生した。スラウェシ島では2日前にも北部でM5.1の地震が起きていた。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年10月28日04:43 M5.5 インドネシア(深さ約17km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月25日にトンガで発生したM5.9以来で、2020年としては325回目となる(発生日時は日本時間)。

インドネシアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月19日のM5.5以来8日ぶりで今年36回目。前回の地震は今回の震源から約2,065km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月19日のM5.6で、今回の震源から約2,073km離れていた。

今回の震源であるスラウェシ島では、北部で2日前の10月26日にM5.1の地震が発生していた。震源は今回から北東方向に約370km離れており、深さは約90kmと今回より深かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震20事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは20事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の20事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは20事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.9で通常程度と言える。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が61回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.6 インドネシア(深さ約534km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1984年01月08日にインドネシアでM7.0の地震が約63kmの距離(深さ33km)で起きていた他、1985年03月02日にインドネシアでM6.7の地震が約72kmの距離(深さ44km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1938年05月19日に153kmの距離で発生したインドネシア M7.7(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在642予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在2,999予測となっている。

方面別予測において現在、計642予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは137予測、Cクラスは477予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が44予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,999予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが193予測、Cクラスが2,778予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが15予測、Bクラスが40予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.5の類似20事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた20件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは20事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 20事例中5例
フィリピン 20事例中4例
日本 20事例中4例
マリアナ諸島 20事例中1例
セレベス海 20事例中1例
パキスタン 20事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは20事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.9で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。