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2020年10月28日千葉県北西部でM4.3・震度3、2017年と2012年のM5超え地震震源付近

千葉県北西部でM4.3・震度3、2017年と2012年のM5超え地震震源付近


 

気象庁によると2020年10月28日15:58に千葉県北西部でM4.3・震度3の地震が発生した。千葉県北西部で有感地震が記録されたのは80日ぶり。今年4回目となる有感地震であった。

 

千葉県北西部における今回の地震について

2020年10月28日15:58 M4.3・震度3 千葉県北西部(深さ約70km)

千葉県北西部で有感地震が観測されたのは2020年08月09日のM4.0・震度2以来80日ぶり。今回の震源からは約14km離れた場所で深さは63kmであった。その前は2020年07月15日のM3.3・震度1で、今回の震源から約18km離れた場所で深さは66kmであった。

今回の震源付近では05月06日にM5.0・震度4の地震が約15kmの距離で起きており、深さも68kmと今回と同程度であった。また2017年08月10日にはM5.0・震度3の地震が距離1kmで、2012年05月29日にもM5.2・震度4の地震が距離2kmとそれぞれごく近くで発生した履歴があり、深さもどちらも64kmと今回と同程度であった。規模の大きな地震としては1985年10月04日に約9kmの距離でM6.0・震度5が記録されており、深さは78kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震43事例のうち、その後1ヶ月以内に千葉県北西部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは43事例中10例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは43事例中15例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、中部地方における繋がりは43事例中3例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

千葉県北西部と関東地方の最近の地震活動

千葉県北西部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が13回であるのに対し2019年に千葉県北西部における1週間平均値は18回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

千葉県北西部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は571回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては4回目。千葉県北西部では2019年に15回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計3回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が1回となっている。

千葉県北西部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年05月06日 M5.0 震度4 千葉県北西部
2017年08月10日 M5.0 震度3 千葉県北西部
2013年11月16日 M5.3 震度4 千葉県北西部
2012年06月01日 M5.1 震度4 千葉県北西部
2012年05月29日 M5.2 震度4 千葉県北西部

千葉県北西部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

千葉県北西部の過去の地震データ

1919年以降、千葉県北西部で発生してきた有感地震は1,022回でそのうちM5.0以上であったのが43回、M6.0以上が6回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1956年09月30日のM6.3・震度4で深さは81kmであった。

千葉県北西部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1956年09月30日 M6.3 震度4 千葉県北西部
1928年05月21日 M6.2 震度5 千葉県北西部
1951年01月09日 M6.1 震度4 千葉県北西部
1952年05月08日 M6.0 震度4 千葉県北西部
1980年09月25日 M6.0 震度4 千葉県北西部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2017年08月10日に千葉県北西部でM5.0・震度3の地震が約1kmの距離(深さ64km)で起きていた他、2012年05月29日に千葉県北西部でM5.2・震度4の地震が約2kmの距離(深さ64km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1985年10月04日に約9kmの距離で発生した茨城県南部M6.0・震度5(深さ78km)であった。
 

関東地方と千葉県北西部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在307予測。また千葉県北西部など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち千葉県北西部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、千葉県北西部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」千葉県北西部M4.3の類似43事例以後の発震傾向性

今回の千葉県北西部M4.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた43件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

千葉県北西部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは43事例中10例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは通常程度と言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 43事例中4例
千葉県東方沖 43事例中3例
茨城県南部 43事例中3例
関東東方沖 43事例中3例
千葉県南東沖 43事例中1例
房総半島南方沖 43事例中1例
茨城県北部 43事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが43事例中15例、中部地方では43事例中3例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは43事例中15例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、中部地方における繋がりは43事例中3例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

東北地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 43事例中6例
三陸沖 43事例中4例
岩手県沖 43事例中3例
岩手県沿岸南部 43事例中2例
宮城県沖 43事例中2例
青森県東方沖 43事例中2例
秋田県沖 43事例中1例
青森県西方沖 43事例中1例
福島県浜通り 43事例中1例
福島県中通り 43事例中1例

遠州灘 43事例中1例
東海道南方沖 43事例中1例
長野県北部 43事例中1例
 

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※画像は気象庁より。