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2020年10月28日南米のペルーでM5.6、本日4回目の世界M6クラス地震

南米のペルーでM5.6、本日4回目の世界M6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年10月28日18:02にペルーでM5.6の地震が発生した。世界で発生したM6クラス地震は本日これが4回目。

 

ペルーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月28日18:02 M5.6 ペルー(深さ約10km)

日本時間10月28日に世界で発生したM6クラスの地震は04:43のインドネシアM5.5、13:13のアリューシャン列島M5.5、13:52のチリM5.5に続いて本日4回目。

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月28日にチリで発生したM5.5以来で、2020年としては328回目となる(発生日時は日本時間)。

ペルーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月18日のM5.5以来10日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約1,203km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月25日のM5.5で、今回の震源から約1,133km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震25事例のうち、その後1ヶ月以内にペルーを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは25事例中8例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは25事例中3例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の25事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは25事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

ペルーの最近の地震活動

ペルーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が17回。2019年にペルーの1ヶ月当たり平均発生数は9.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

ペルーでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にペルーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月26日 M8.0 ペルー(深さ約123km)
2019年03月01日 M7.0 ペルー(深さ約267km)
2019年01月18日 M5.7 ペルー(深さ約103km)
2019年01月25日 M5.7 ペルー(深さ約61km)
2019年05月08日 M5.7 ペルー(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

ペルーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にペルーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月31日 M6.0 ペルー(深さ約153km)
2020年05月03日 M5.7 ペルー(深さ約186km)
2020年08月06日 M5.5 ペルー(深さ約10km)
2020年08月25日 M5.5 ペルー(深さ約33km)
2020年10月18日 M5.5 ペルー(深さ約10km)
 

ペルーの過去の地震データ

1901年以降、ペルーで発生してきたM6.0以上の地震は188回でそのうちM7.0以上であったのが44回。20世紀以降、過去最大だったのは2001年06月23日のM8.4で深さは約33kmであった。

ペルーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2001年06月23日 M8.4 ペルー(深さ約33km)
1940年05月24日 M8.2 ペルー(深さ約45km)
1942年08月24日 M8.1 ペルー(深さ約30km)
1966年10月17日 M8.1 ペルー(深さ約40km)
2007年08月15日 M8.0 ペルー(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1928年12月01日にチリでM7.7の地震が約50kmの距離(深さ35km)で起きていた他、2010年03月11日にチリでM7.0の地震が約52kmの距離(深さ18km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1928年12月01日に50kmの距離で発生したチリ M7.7(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とペルーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在654予測。またペルーなど震源地別予測が現在3,059予測となっている。

方面別予測において現在、計654予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは139予測、Cクラスは486予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,059予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが195予測、Cクラスが2,835予測となっており、このうちペルーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが53予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、ペルーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ペルーM5.6の類似25事例以降の発震傾向性

今回のペルーM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた25件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ペルーを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは25事例中8例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ボリビア 25事例中2例
ペルー 25事例中1例
アルゼンチン 25事例中1例
メキシコ 25事例中1例
ニカラグア 25事例中1例
コロンビア 25事例中1例
ホンジュラス 25事例中1例
エルサルバドル 25事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが25事例中3例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは25事例中3例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

カナダ 25事例中1例
アラスカ 25事例中1例
米国 25事例中1例

また、今回のペルーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは25事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1959年01月22日 M6.8・震度4 福島県沖
1962年12月07日 M6.3・震度2 鳥島近海
1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。