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2020年10月28日千葉県南部でM2.1・震度1、52日ぶり今年6回目の有感地震

千葉県南部でM2.1・震度1、52日ぶり今年6回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月28日22:07に千葉県南部でM2.1・震度1の地震が発生した。千葉県南部で有感地震が記録されたのは52日ぶり。今年6回目となる有感地震であった。

 

千葉県南部における今回の地震について

2020年10月28日22:07 M2.1・震度1 千葉県南部(深さごく浅い)

千葉県南部で有感地震が観測されたのは2020年09月06日のM3.4・震度1以来52日ぶり。今回の震源からは約49km離れた場所で深さは47kmであった。その前は2020年08月10日のM4.1・震度2で、今回の震源から約21km離れた場所で深さは65kmであった。

今回の震源の南側には鴨川低地断層帯が走っており、30年以内にM7.2程度の地震が不明の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震21事例のうち、その後1ヶ月以内に千葉県南部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは21事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは21事例中7例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度と言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

千葉県南部と関東地方の最近の地震活動

千葉県南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に千葉県南部における1週間平均値は6回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

千葉県南部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は568回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては6回目。千葉県南部では2019年に8回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計5回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が0回となっている。

千葉県南部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2012年07月03日 M5.2 震度4 千葉県南部
2007年08月18日 M5.2 震度4 千葉県南部
2003年09月20日 M5.8 震度4 千葉県南部
1994年06月29日 M5.2 震度4 千葉県南部
1988年08月12日 M5.3 震度4 千葉県南部

千葉県南部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

千葉県南部の過去の地震データ

1919年以降、千葉県南部で発生してきた有感地震は364回でそのうちM5.0以上は20回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1930年08月17日のM5.8・震度4で深さは61kmであった。

千葉県南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1930年08月17日 M5.8 震度4 千葉県南部
2003年09月20日 M5.8 震度4 千葉県南部
1923年09月02日 M5.7 震度2 千葉県南部
1923年09月03日 M5.6 震度3 千葉県南部
1923年09月02日 M5.4 震度3 千葉県南部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2003年09月20日に千葉県南部でM5.8・震度4の地震が約2kmの距離(深さ70km)で起きていた他、1973年12月22日に千葉県南部でM5.0・震度3の地震が約4kmの距離(深さ79km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2003年09月20日に約2kmの距離で発生した千葉県南部M5.8・震度4(深さ70km)であった。
 

関東地方と千葉県南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在307予測。また千葉県南部など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち千葉県南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、千葉県南部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」千葉県南部M2.1の類似21事例以後の発震傾向性

今回の千葉県南部M2.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた21件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

千葉県南部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは21事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや少ないと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 21事例中2例
千葉県東方沖 21事例中2例
千葉県北東部 21事例中1例
茨城県南部 21事例中1例

また、伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが21事例中7例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは21事例中7例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度と言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

小笠原諸島西方沖 21事例中3例
父島近海 21事例中2例
鳥島近海 21事例中1例
硫黄島近海 21事例中1例
小笠原諸島東方沖 21事例中1例
 

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※画像は気象庁より。