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2020年10月28日バヌアツでM5.8、4日前にも周辺でM5.2、M6クラス地震は本日世界で5回目

バヌアツでM5.8、4日前にも周辺でM5.2、M6クラス地震は本日世界で5回目


 

USGSによると日本時間2020年10月28日23:12にバヌアツでM5.8の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月24日にバヌアツでM5.2の地震が今回の震源からは約72km離れた場所で起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年10月28日23:12 M5.8 バヌアツ(深さ約178km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月28日にペルーで発生したM5.6以来で、2020年としては329回目となる(発生日時は日本時間)。本日世界で5回目となるM6クラス地震。

バヌアツでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月12日のM5.9以来46日ぶりで今年14回目。前回の地震は今回の震源から約256km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年09月07日のM5.7で、今回の震源から約274km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中24例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中24例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、南太平洋における繋がりは38事例中1例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が8回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年09月06日 M6.2 バヌアツ(深さ約8km)
2020年09月07日 M6.2 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は453回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1978年05月13日にバヌアツでM6.7の地震が約10kmの距離(深さ160km)で起きていた他、2017年05月09日にバヌアツでM6.8の地震が約13kmの距離(深さ169km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年05月20日に43kmの距離で発生したバヌアツ M7.7(深さ120km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在666予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在3,109予測となっている。

方面別予測において現在、計666予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは142予測、Cクラスは495予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,109予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが197予測、Cクラスが2,883予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが0予測、Bクラスが13予測、Cクラスが46予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、バヌアツの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.8の類似38事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中24例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 38事例中7例
ケルマデック諸島 38事例中6例
パプアニューギニア 38事例中5例
フィジー 38事例中4例
ニューカレドニア 38事例中2例
トンガ 38事例中2例
ニュージーランド 38事例中2例
サンタクルーズ諸島 38事例中2例
ソロモン諸島 38事例中1例
マッコーリー島 38事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中24例、南太平洋では38事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中24例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、南太平洋における繋がりは38事例中1例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 38事例中11例
日本 38事例中6例
フィリピン 38事例中5例
マリアナ諸島 38事例中3例
中国 38事例中2例
台湾 38事例中2例
セレベス海 38事例中2例
東ティモール 38事例中1例
パキスタン 38事例中1例
インド 38事例中1例

東太平洋海嶺 38事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年04月24日 M6.3・震度2 オホーツク海南部
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1987年04月07日 M6.6・震度5 福島県沖
2000年03月28日 M7.9・震度3 硫黄島近海
2000年08月06日 M7.2・震度4 小笠原諸島西方沖
2011年09月17日 M6.6・震度4 岩手県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。