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2020年10月28日チリで本日2回目のM6クラス地震M5.8、世界では6回目

チリで本日2回目のM6クラス地震M5.8、世界では6回目


 

USGSによると日本時間2020年10月28日23:53にチリでM5.8の地震が発生した。M6クラス地震は世界で本日6回目、チリで2回目。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年10月28日23:53 M5.8 チリ(深さ約44km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月28日にバヌアツで発生したM5.8以来で、2020年としては330回目となる(発生日時は日本時間)。

今回の地震は日本時間10月28日に世界で発生したM6クラス地震としては6回目となる。

日本時間10月28日04:43 M5.5 インドネシア(深さ約17km)
日本時間10月28日13:13 M5.5 アリューシャン列島(深さ約233km)
日本時間10月28日13:52 M5.5 チリ(深さ約58km)
日本時間10月28日18:02 M5.6 ペルー(深さ約10km)
日本時間10月28日23:12 M5.8 バヌアツ(深さ約178km)

チリでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月28日13:52のM5.5以来で今年17回目。前回の地震は今回の震源から約504km北側に離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月21日のM5.7で、今回の震源から約344km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震44事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは44事例中18例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは44事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の44事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは44事例中5例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

チリの最近の地震活動

チリにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が11回。2019年にチリの1ヶ月当たり平均発生数は16.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が6回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年09月01日 M6.8 チリ(深さ約23km)
2020年09月01日 M6.5 チリ(深さ約14km)
2020年09月01日 M6.3 チリ(深さ約17km)
2020年09月06日 M6.3 チリ(深さ約31km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は439回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1923年05月04日にチリでM6.5の地震が約38kmの距離(深さ35km)で起きていた他、1995年11月01日にチリでM6.7の地震が約44kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1975年03月13日に57kmの距離で発生したチリ M6.9(深さ4km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在671予測。またチリなど震源地別予測が現在3,150予測となっている。

方面別予測において現在、計671予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは142予測、Cクラスは500予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,150予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが195予測、Cクラスが2,927予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが3予測、Bクラスが8予測、Cクラスが44予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、チリの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM5.8の類似44事例以降の発震傾向性

今回のチリM5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた44件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは44事例中18例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 44事例中9例
メキシコ 44事例中3例
コスタリカ 44事例中2例
ニカラグア 44事例中2例
アルゼンチン 44事例中2例
ペルー 44事例中1例
グアテマラ 44事例中1例
エルサルバドル 44事例中1例
ホンジュラス 44事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが44事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは44事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 44事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは44事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1992年10月30日 M6.7・震度2 鳥島近海
1993年08月07日 M6.3・震度2 沖縄本島北西沖
2005年12月02日 M6.6・震度3 宮城県沖
2012年03月14日 M6.9・震度4 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。