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2020年10月30日鹿児島湾でM2.6・震度1、直近数日間の地震数増加の中

鹿児島湾でM2.6・震度1、直近数日間の地震数増加の中


 

気象庁によると2020年10月30日05:10に鹿児島湾でM2.6・震度1の地震が発生した。鹿児島湾で有感地震が記録されたのは5日ぶり。今年3回目となる有感地震であった。

 

鹿児島湾における今回の地震について

2020年10月30日05:10 M2.6・震度1 鹿児島湾(深さ約10km)

鹿児島湾で有感地震が観測されたのは2020年10月25日のM2.3・震度1以来5日ぶり。今回の震源からは約8km離れた場所で深さは10kmであった。その前は2020年10月01日のM2.3・震度1で、今回の震源から約4km離れた場所で深さは8kmであった。

「全国震源・方面別地震数概況」で述べた通り、鹿児島湾ではここ数日、震度1未満の地震が増加していた。

10月24日 24回
10月25日 25回
10月26日 58回
10月27日 20回
10月28日 33回

今回の震源付近では2017年07月11日にM5.3・震度5強の地震が発生した履歴があることに加え、直近の地震数増加及び前回・前々回の有感地震も今回の震源付近であったことから、当面の間注意が必要だろう。

また今回の地震は10月28日23:17の茨城県北部M3.3・震度1以来日本国内における有感地震としてはおよそ30時間ぶりであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に鹿児島湾を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは18事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは18事例中3例で平均発生頻度1に対し0.5と少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

鹿児島湾と九州地方の最近の地震活動

鹿児島湾で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が176回であるのに対し2019年に鹿児島湾における1週間平均値は8回であったことから、現在の状況は多いと言える。

鹿児島湾を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は648回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては3回目。鹿児島湾では2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

鹿児島湾における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2017年07月11日 M5.3 震度5強 鹿児島湾
1949年03月20日 M5.9 震度3 鹿児島湾
1932年11月18日 M5.0 震度2 鹿児島湾

鹿児島湾を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

鹿児島湾の過去の地震データ

1919年以降、鹿児島湾で発生してきた有感地震は93回でそのうちM5.0以上は3回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1949年03月20日のM5.9・震度3で深さは165kmであった。

鹿児島湾において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1949年03月20日 M5.9 震度3 鹿児島湾
2017年07月11日 M5.3 震度5強 鹿児島湾
1932年11月18日 M5.0 震度2 鹿児島湾

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2017年07月11日に鹿児島湾でM5.3・震度5強の地震が約8kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1949年03月20日に鹿児島湾でM5.9・震度3の地震が約9kmの距離(深さ165km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1949年03月20日に約9kmの距離で発生した鹿児島湾M5.9・震度3(深さ165km)であった。
 

九州地方と鹿児島湾における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在307予測。また鹿児島湾など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が23予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち鹿児島湾に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、鹿児島湾の危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」鹿児島湾M2.6の類似18事例以後の発震傾向性

今回の鹿児島湾M2.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

鹿児島湾を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

日向灘 18事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中3例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは18事例中3例で平均発生頻度1に対し0.5と少ないと言える。

沖縄地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

沖縄本島北西沖 18事例中2例
与那国島近海 18事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。