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2020年10月30日千葉県東方沖でM3.2・震度1、7日ぶり今年36回目の有感地震

千葉県東方沖でM3.2・震度1、7日ぶり今年36回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月30日06:04に千葉県東方沖でM3.2・震度1の地震が発生した。千葉県東方沖で有感地震が記録されたのは7日ぶり。今年36回目となる有感地震であった。

 

千葉県東方沖における今回の地震について

2020年10月30日06:04 M3.2・震度1 千葉県東方沖(深さ約20km)

千葉県東方沖で有感地震が観測されたのは2020年10月23日のM3.4・震度1以来7日ぶり。今回の震源からは約16km離れた場所で深さは33kmであった。その前は2020年09月18日のM2.3・震度1で、今回の震源から約78km離れた場所で深さは27kmであった。

今回の地震は06月25日のM6.1・震度5弱から約13kmと比較的近い位置で発生した。深さはM6.1の36kmに対し約20kmとやや浅かったとみられる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震22事例のうち、その後1ヶ月以内に千葉県東方沖を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは22事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは22事例中9例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは22事例中7例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

千葉県東方沖と関東地方の最近の地震活動

千葉県東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が86回であるのに対し2019年に千葉県東方沖における1週間平均値は50回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

千葉県東方沖を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は583回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては36回目。千葉県東方沖では2019年に33回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計35回のうちM3.0未満だったのが6回、M3.0~3.9が17回、M4.0~4.9が9回、M5.0以上が3回となっている。

千葉県東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年06月25日 M6.1 震度5弱 千葉県東方沖
2020年02月01日 M5.0 震度3 千葉県東方沖
2020年01月03日 M5.8 震度4 千葉県東方沖
2019年07月25日 M5.1 震度3 千葉県東方沖
2019年01月29日 M5.2 震度2 千葉県東方沖

千葉県東方沖を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

千葉県東方沖の過去の地震データ

1919年以降、千葉県東方沖で発生してきた有感地震は1,999回でそのうちM5.0以上であったのが202回、M6.0以上が31回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1923年09月02日のM6.9・震度5で深さは27kmであった。

千葉県東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1923年09月02日 M6.9 震度5 千葉県東方沖
1923年06月02日 M6.8 震度5 千葉県東方沖
1987年12月17日 M6.7 震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1937年10月17日 M6.6 震度4 千葉県東方沖
1954年07月18日 M6.4 震度4 千葉県東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1923年09月02日に千葉県東方沖でM6.3・震度4の地震が約2kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1924年08月24日に千葉県東方沖でM5.3・震度3の地震が約6kmの距離(深さ31km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1923年06月02日に約16kmの距離で発生した千葉県東方沖M6.8・震度5(深さ67km)であった。
 

関東地方と千葉県東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在307予測。また千葉県東方沖など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち千葉県東方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが15予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%前後、千葉県東方沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」千葉県東方沖M3.2の類似22事例以後の発震傾向性

今回の千葉県東方沖M3.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた22件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

千葉県東方沖を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは22事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは通常程度と言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

千葉県東方沖 22事例中3例
茨城県沖 22事例中2例
関東東方沖 22事例中1例
千葉県北西部 22事例中1例
茨城県北部 22事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが22事例中9例、伊豆・小笠原では22事例中7例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは22事例中9例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは22事例中7例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

東北地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 22事例中4例
三陸沖 22事例中4例
宮城県沖 22事例中3例
岩手県沖 22事例中2例
岩手県内陸南部 22事例中1例
秋田県沖 22事例中1例
青森県西方沖 22事例中1例

八丈島東方沖 22事例中2例
硫黄島近海 22事例中2例
伊豆半島東方沖 22事例中1例
鳥島近海 22事例中1例
小笠原諸島西方沖 22事例中1例
新島・神津島近海 22事例中1例
 

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※画像は気象庁より。