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2020年10月30日フィジーでM5.3、7日ぶり今年38回目のM5以上地震

フィジーでM5.3、07月M6.0地震の震源付近


 

USGSによると日本時間2020年10月30日11:34にフィジーでM5.3の地震が発生した。今回の震源付近では07月21日にM6.0の地震が起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月30日11:34 M5.3 フィジー(深さ約580km)

フィジーでM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月23日のM6.1以来7日ぶりで今年38回目。前回の地震は今回の震源から約455km離れた位置であった。その前は2020年10月22日のM5.8で、今回の震源から約209km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年07月25日にフィジーでM5.4の地震が今回の震源からは約40km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは18事例中8例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し2.8と多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の18事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは18事例中1例であった。これは通常時の1に対し0.2で少ないと言える。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が18回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年10月23日 M6.1 フィジー(深さ約464km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年09月15日 M6.0 フィジー(深さ約10km)
2020年10月06日 M6.0 フィジー(深さ約629km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は397回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1991年09月30日にフィジーでM7.0の地震が約9kmの距離(深さ566km)で起きていた他、1988年03月10日にフィジーでM6.6の地震が約15kmの距離(深さ623km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1957年09月28日に36kmの距離で発生したフィジー M7.4(深さ587km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在671予測。またフィジーなど震源地別予測が現在3,150予測となっている。

方面別予測において現在、計671予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは142予測、Cクラスは500予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,150予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが195予測、Cクラスが2,927予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが18予測、Cクラスが40予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM5.3の類似18事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中8例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 18事例中4例
バヌアツ 18事例中3例
トンガ 18事例中2例
ケルマデック諸島 18事例中2例
ロイヤリティ諸島 18事例中2例
サンタクルーズ諸島 18事例中1例
サモア 18事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し2.8と多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

南太平洋 18事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは18事例中1例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.2で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1967年11月04日 M6.5・震度4 釧路地方北部
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。