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2020年10月30日北海道東方沖でM4.4・震度2、55日ぶり今年6回目の有感地震

北海道東方沖でM4.4・震度2、55日ぶり今年6回目の有感地震


 

気象庁によると2020年10月30日14:12に北海道東方沖でM4.4・震度2の地震が発生した。北海道東方沖で有感地震が記録されたのは55日ぶり。今年6回目となる有感地震であった。

 

北海道東方沖における今回の地震について

2020年10月30日14:12 M4.4・震度2 北海道東方沖(深さ約70km)

北海道東方沖で有感地震が観測されたのは2020年09月05日のM4.0・震度1以来55日ぶり。今回の震源からは約32km離れた場所で深さは37kmであった。その前は2020年07月14日のM4.9・震度2で、今回の震源から約11km離れた場所で深さは88kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内に北海道東方沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは14事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは14事例中3例で平均発生頻度1に対し1.9と多い、ロシアにおける繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

北海道東方沖と千島海溝の最近の地震活動

北海道東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が4回であるのに対し2019年に北海道東方沖における1週間平均値は9回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

北海道東方沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は81回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては6回目。北海道東方沖では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計5回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が0回となっている。

北海道東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年11月23日 M5.4 震度3 北海道東方沖
2019年05月15日 M5.0 震度1 北海道東方沖
2018年06月02日 M5.6 震度2 北海道東方沖
2017年06月28日 M5.7 震度3 北海道東方沖
2017年05月22日 M5.7 震度3 北海道東方沖

北海道東方沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

北海道東方沖の過去の地震データ

1919年以降、北海道東方沖で発生してきた有感地震は815回でそのうちM5.0以上であったのが416回。またM6.0以上は63回でM7.0以上の大地震は5回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1994年10月04日のM8.2・震度6(北海道東方沖地震)で深さは28kmであった。

北海道東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1994年10月04日 M8.2 震度6 北海道東方沖(北海道東方沖地震)
1969年08月12日 M7.8 震度4 北海道東方沖(1969年色丹島沖地震)
1924年07月01日 M7.5 震度4 北海道東方沖
1994年10月09日 M7.3 震度4 北海道東方沖
1975年06月10日 M7.0 震度1 北海道東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1928年11月01日に北海道東方沖でM6.0・震度2の地震が約7kmの距離(深さ25km)で起きていた他、1980年02月10日に北海道東方沖でM5.4・震度3の地震が約8kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1928年11月01日に約7kmの距離で発生した北海道東方沖M6.0・震度2(深さ25km)であった。
 

千島海溝と北海道東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在307予測。また北海道東方沖など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が11予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち北海道東方沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが8予測、Cクラスが13予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%前後、北海道東方沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」北海道東方沖M4.4の類似14事例以後の発震傾向性

今回の北海道東方沖M4.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

北海道東方沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりはやや少ないと言える。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

北海道東方沖 14事例中2例
択捉島南東沖 14事例中2例
浦河沖 14事例中1例
釧路沖 14事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが14事例中3例、ロシアでは14事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは14事例中3例で平均発生頻度1に対し1.9と多い、ロシアにおける繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

北海道地方及びロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道南西沖 14事例中1例
十勝地方南部 14事例中1例
根室地方北部 14事例中1例

オホーツク海南部 14事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。