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2020年10月30日フィジーで本日2回目のM5超えM5.3、10月23日のM6.1地震周辺

フィジーで本日2回目のM5超えM5.3、10月23日のM6.1地震周辺


 

USGSによると日本時間2020年10月30日19:14にフィジーでM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月23日にM6.1の地震が起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月30日19:14 M5.3 フィジー(深さ約515km)

フィジーでは日本時間11:34にもM5.3の地震が今回の震源から北側約750kmの位置で発生したばかりであった。

今回の震源付近では10月23日にM6.1の地震が起きていた。

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年05月17日にフィジーでM5.4の地震が今回の震源からは約76km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中23例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中9例であった。これは通常時の1に対し1.0で通常程度と言える。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が18回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年10月23日 M6.1 フィジー(深さ約464km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年09月15日 M6.0 フィジー(深さ約10km)
2020年10月06日 M6.0 フィジー(深さ約629km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は397回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1994年10月27日にフィジーでM6.7の地震が約12kmの距離(深さ519km)で起きていた他、2007年10月16日にフィジーでM6.6の地震が約26kmの距離(深さ509km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1932年05月26日に66kmの距離で発生したフィジー M7.6(深さ570km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在683予測。またフィジーなど震源地別予測が現在3,204予測となっている。

方面別予測において現在、計683予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは145予測、Cクラスは509予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,204予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが198予測、Cクラスが2,978予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが18予測、Cクラスが41予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM5.3の類似38事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 38事例中8例
バヌアツ 38事例中6例
フィジー 38事例中5例
ケルマデック諸島 38事例中3例
ソロモン諸島 38事例中3例
サンタクルーズ諸島 38事例中3例
ニュージーランド 38事例中2例
ロイヤリティ諸島 38事例中2例
マッコーリー島 38事例中2例
トンガ 38事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中23例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは38事例中23例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 38事例中12例
日本 38事例中9例
フィリピン 38事例中6例
中国 38事例中2例
台湾 38事例中2例
サヴ海 38事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中9例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.0で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年02月21日 M6.4・震度3 八丈島東方沖
1987年04月07日 M6.6・震度5 福島県沖
1989年10月29日 M6.5・震度3 三陸沖
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1993年01月15日 M7.5・震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
1996年10月19日 M6.9・震度5弱 日向灘
2000年07月30日 M6.5・震度6弱 三宅島近海(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)
2012年03月14日 M6.9・震度4 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。