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2020年10月30日ソロモン諸島でM5.6、104日ぶり今年5回目のM6クラス以上地震

ソロモン諸島でM5.6、104日ぶり今年5回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月30日20:10にソロモン諸島でM5.6の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月25日にソロモン諸島でM5.2の地震が今回の震源からは約142km離れた場所で起きていた。

 

ソロモン諸島における今回の地震について

日本時間2020年10月30日20:10 M5.6 ソロモン諸島(深さ約14km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月30日に大西洋中央海嶺で発生したM5.9以来で、2020年としては331回目となる(発生日時は日本時間)。

ソロモン諸島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年07月18日のM5.8以来104日ぶりで今年5回目。前回の地震は今回の震源から約143km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年03月18日のM5.5で、今回の震源から約420km離れていた。

今回の震源周辺では1931年10月10日に約84kmの距離でM7.7のM8クラス地震が起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震37事例のうち、その後1ヶ月以内にソロモン諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは37事例中20例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは37事例中22例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の37事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは37事例中7例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。
 

ソロモン諸島の最近の地震活動

ソロモン諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が5回。2019年にソロモン諸島の1ヶ月当たり平均発生数は45.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

ソロモン諸島では2019年にM6.0以上の地震が3回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にソロモン諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月26日 M6.2 ソロモン諸島(深さ約355km)
2019年05月03日 M6.2 ソロモン諸島(深さ約27km)
2019年08月20日 M6.0 ソロモン諸島(深さ約37km)
2019年01月26日 M5.7 ソロモン諸島(深さ約36km)
2019年07月02日 M5.7 ソロモン諸島(深さ約43km)
※海外時間(UTC)

ソロモン諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にソロモン諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月27日 M6.3 ソロモン諸島(深さ約21km)
2020年01月29日 M6.0 ソロモン諸島(深さ約87km)
2020年07月18日 M5.8 ソロモン諸島(深さ約48km)
2020年03月18日 M5.5 ソロモン諸島(深さ約10km)
2020年06月15日 M5.4 ソロモン諸島(深さ約10km)
 

ソロモン諸島の過去の地震データ

1901年以降、ソロモン諸島で発生してきたM6.0以上の地震は267回でそのうちM7.0以上であったのが44回。20世紀以降、過去最大だったのは2007年04月01日のM8.1で深さは約24kmであった。

ソロモン諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2007年04月01日 M8.1 ソロモン諸島(深さ約24km)
2013年02月06日 M8.0 ソロモン諸島(深さ約24km)
1931年10月03日 M7.9 ソロモン諸島(深さ約15km)
1939年01月30日 M7.8 ソロモン諸島(深さ約35km)
1939年04月30日 M7.8 ソロモン諸島(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1931年10月10日にソロモン諸島でM7.7の地震が約84kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1977年04月20日にソロモン諸島でM7.5の地震が約97kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1931年10月03日に207kmの距離で発生したソロモン諸島 M7.9(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とソロモン諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在683予測。またソロモン諸島など震源地別予測が現在3,204予測となっている。

方面別予測において現在、計683予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは145予測、Cクラスは509予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,204予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが198予測、Cクラスが2,978予測となっており、このうちソロモン諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが49予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、ソロモン諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ソロモン諸島M5.6の類似37事例以降の発震傾向性

今回のソロモン諸島M5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた37件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ソロモン諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは37事例中20例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 37事例中6例
フィジー 37事例中6例
ソロモン諸島 37事例中5例
ケルマデック諸島 37事例中4例
バヌアツ 37事例中3例
ニューカレドニア 37事例中3例
トンガ 37事例中2例
マッコーリー島 37事例中1例
ニュージーランド 37事例中1例
サモア 37事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが37事例中22例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは37事例中22例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 37事例中13例
日本 37事例中7例
フィリピン 37事例中5例
中国 37事例中1例
台湾 37事例中1例
東ティモール 37事例中1例
インド 37事例中1例
マリアナ諸島 37事例中1例

また、今回のソロモン諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは37事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1984年03月06日 M7.6・震度4 鳥島近海
1992年07月18日 M6.9・震度3 三陸沖
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
2011年04月07日 M7.2・震度6強 宮城県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。