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2020年10月31日南米ペルー内陸中部でM5.5、2日ぶり今年7回目のM6クラス以上地震

南米ペルー内陸中部でM5.5、2日ぶり今年7回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年10月31日03:24に南米のペルー中部の内陸部でM5.5の地震が発生した。

 

ペルーにおける今回の地震について

日本時間2020年10月31日03:24 M5.5 ペルー(深さ約45km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月30日にギリシャで発生したM7.0以来で、2020年としては333回目となる(発生日時は日本時間)。

ペルーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月28日のM5.6以来2日ぶりで今年7回目。前回の地震は今回の震源から南側に約431km離れた沿岸部であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月18日のM5.5で、今回の震源から北西方向に約925km離れたエクアドルとの国境付近であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内にペルーを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは24事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは24事例中4例で平均発生頻度1に対し1.6と多い、南太平洋における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し4.3で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の24事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは24事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

ペルーの最近の地震活動

ペルーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が17回。2019年にペルーの1ヶ月当たり平均発生数は9.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

ペルーでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にペルーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月26日 M8.0 ペルー(深さ約123km)
2019年03月01日 M7.0 ペルー(深さ約267km)
2019年01月18日 M5.7 ペルー(深さ約103km)
2019年01月25日 M5.7 ペルー(深さ約61km)
2019年05月08日 M5.7 ペルー(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

ペルーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にペルーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月31日 M6.0 ペルー(深さ約153km)
2020年05月03日 M5.7 ペルー(深さ約186km)
2020年10月28日 M5.6 ペルー(深さ約10km)
2020年08月06日 M5.5 ペルー(深さ約10km)
2020年08月25日 M5.5 ペルー(深さ約33km)
 

ペルーの過去の地震データ

1901年以降、ペルーで発生してきたM6.0以上の地震は188回でそのうちM7.0以上であったのが44回。20世紀以降、過去最大だったのは2001年06月23日のM8.4で深さは約33kmであった。

ペルーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2001年06月23日 M8.4 ペルー(深さ約33km)
1940年05月24日 M8.2 ペルー(深さ約45km)
1942年08月24日 M8.1 ペルー(深さ約30km)
1966年10月17日 M8.1 ペルー(深さ約40km)
2007年08月15日 M8.0 ペルー(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1982年11月19日にペルーでM6.7の地震が約65kmの距離(深さ14km)で起きていた他、1947年11月01日にペルーでM7.6の地震が約87kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1947年11月01日に87kmの距離で発生したペルー M7.6(深さ20km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とペルーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在700予測。またペルーなど震源地別予測が現在3,276予測となっている。

方面別予測において現在、計700予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは147予測、Cクラスは523予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,276予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが200予測、Cクラスが3,048予測となっており、このうちペルーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが55予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、ペルーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ペルーM5.5の類似24事例以降の発震傾向性

今回のペルーM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ペルーを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや多いと言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 24事例中3例
メキシコ 24事例中3例
アルゼンチン 24事例中2例
ペルー 24事例中1例
ニカラグア 24事例中1例
コスタリカ 24事例中1例
グアテマラ 24事例中1例
エルサルバドル 24事例中1例
ボリビア 24事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中4例、南太平洋では24事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは24事例中4例で平均発生頻度1に対し1.6と多い、南太平洋における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し4.3で多いという結果であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 24事例中3例
カナダ 24事例中1例
アラスカ 24事例中1例

チリ海嶺 24事例中1例
イースター島 24事例中1例

また、今回のペルーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは24事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1984年01月01日 M7.0・震度4 三重県南東沖
2008年07月19日 M6.9・震度4 福島県沖
2016年11月22日 M7.4・震度5弱 福島県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。