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2020年10月29日に内浦湾でM1.7・震度1、速報で伝えられていなかった地震

10月29日に内浦湾でM1.7・震度1、速報で伝えられていなかった地震


 

気象庁の震度データベースによると2020年10月29日05:03に内浦湾でM1.7・震度1の地震が発生していた。速報では伝えられていなかった地震。これにより内浦湾では88日ぶりの有感地震が記録されたこととなる。

 

内浦湾における今回の地震について

2020年10月29日05:03 M1.7・震度1 内浦湾(深さ約9km)

内浦湾で有感地震が観測されたのは2020年08月01日のM2.4・震度2以来88日ぶり。今回の震源からは約2km離れた場所で深さは8kmであった。その前は2020年05月17日のM3.6・震度2で、今回の震源から約52km離れた場所で深さは17kmであった。

今回の震源付近では2016年06月16日にM5.3・震度6弱の地震が約2kmとごく近くで起きており、深さも11kmと同程度であった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震10事例のうち、その後1ヶ月以内に内浦湾を含む北海道地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは10事例中2例で平均発生頻度1に対し0.3と少ない、東北地方における繋がりは10事例中2例で平均発生頻度1に対し0.2で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

内浦湾と北海道地方の最近の地震活動

内浦湾で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が2回であるのに対し2019年に内浦湾における1週間平均値は2回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

内浦湾を含む北海道地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は98回で、2019年に北海道地方で記録された地震数は1週間当たり133回であったので、北海道地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては3回目。内浦湾では2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

内浦湾における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2016年06月16日 M5.3 震度6弱 内浦湾
1955年01月28日 M5.2 震度3 内浦湾
1927年12月11日 M5.1 震度3 内浦湾
1921年01月25日 M5.3 震度1 内浦湾

内浦湾を含む北海道地方では2020年に入りM5.0を超える規模の地震は観測されていない。(千島海溝沿いの地震は含まない)
 

内浦湾の過去の地震データ

1919年以降、内浦湾で発生してきた有感地震は98回でそのうちM5.0以上は4回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1921年01月25日のM5.3・震度1で深さは148kmであった。

内浦湾において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1921年01月25日 M5.3 震度1 内浦湾
2016年06月16日 M5.3 震度6弱 内浦湾
1955年01月28日 M5.2 震度3 内浦湾
1927年12月11日 M5.1 震度3 内浦湾

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2016年06月16日に内浦湾でM5.3・震度6弱の地震が約2kmの距離(深さ11km)で起きていた他、1954年04月17日に渡島地方東部でM5.0・震度3の地震が約14kmの距離(深さ113km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2016年06月16日に約2kmの距離で発生した内浦湾M5.3・震度6弱(深さ11km)であった。
 

北海道地方と内浦湾における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北海道地方など方面別予測が現在307予測。また内浦湾など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち北海道地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が22予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち内浦湾に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では北海道地方の現在の危険度は100%以下、内浦湾の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」内浦湾M1.7の類似10事例以後の発震傾向性

今回の内浦湾M1.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、内浦湾を含む北海道地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが10事例中2例、東北地方では10事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは10事例中2例で平均発生頻度1に対し0.3と少ない、東北地方における繋がりは10事例中2例で平均発生頻度1に対し0.2で少ないという結果であった。

千島海溝及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 10事例中1例
千島列島 10事例中1例

岩手県沖 10事例中1例
福島県沖 10事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。