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2020年11月01日熊本県熊本地方でM2.3・震度1、23日ぶり今年31回目の有感地震

熊本県熊本地方でM2.3・震度1、23日ぶり今年31回目の有感地震


 

気象庁によると2020年11月01日11:22に熊本県熊本地方でM2.3・震度1の地震が発生した。熊本県熊本地方で有感地震が記録されたのは23日ぶり。今年31回目となる有感地震であった。

 

熊本県熊本地方における今回の地震について

2020年11月01日11:22 M2.3・震度1 熊本県熊本地方(深さ約10km)

熊本県熊本地方で有感地震が観測されたのは2020年10月09日のM2.3・震度1以来23日ぶり。今回の震源からは約7km離れた場所で深さは10kmであった。その前は2020年10月08日のM2.5・震度1で、今回の震源から約7km離れた場所で深さは10kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震28事例のうち、その後1ヶ月以内に熊本県熊本地方を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは28事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは28事例中10例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

熊本県熊本地方と九州地方の最近の地震活動

熊本県熊本地方で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が57回であるのに対し2019年に熊本県熊本地方における1週間平均値は127回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

熊本県熊本地方を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は732回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては31回目。熊本県熊本地方では2019年に70回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計30回のうちM3.0未満だったのが23回、M3.0~3.9が7回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

熊本県熊本地方における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月03日 M5.1 震度6弱 熊本県熊本地方
2016年08月31日 M5.2 震度5弱 熊本県熊本地方
2016年04月19日 M5.0 震度5弱 熊本県熊本地方
2016年04月19日 M5.5 震度5強 熊本県熊本地方
2016年04月16日 M5.4 震度5弱 熊本県熊本地方

熊本県熊本地方を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

熊本県熊本地方の過去の地震データ

1919年以降、熊本県熊本地方で発生してきた有感地震は4,004回でそのうちM5.0以上であったのが26回。またM6.0以上は3回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2016年04月16日のM7.3・震度7(平成28年熊本地震)で深さは12kmであった。

熊本県熊本地方において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2016年04月16日 M7.3 震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
2016年04月14日 M6.5 震度7 熊本県熊本地方
2016年04月15日 M6.4 震度6強 熊本県熊本地方
2016年04月16日 M5.9 震度6弱 熊本県熊本地方
2016年04月14日 M5.8 震度6弱 熊本県熊本地方

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1946年12月22日に熊本県熊本地方でM5.1・震度3の地震が約1kmの距離(深さ7km)で起きていた他、1937年01月28日に熊本県熊本地方でM5.1・震度4の地震が約1kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2016年04月16日に約8kmの距離で発生した熊本県熊本地方M7.3・震度7(深さ12km)であった。
 

九州地方と熊本県熊本地方における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在307予測。また熊本県熊本地方など震源地別予測が現在1176予測となっている。

方面別予測において現在、計307予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは40予測、Cクラスは258予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が23予測となっている。

また震源地予測では現在、計1176予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが93予測、Cクラスが1069予測となっており、このうち熊本県熊本地方に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが3予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、熊本県熊本地方の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」熊本県熊本地方M2.3の類似28事例以後の発震傾向性

今回の熊本県熊本地方M2.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた28件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

熊本県熊本地方を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは28事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは多いと言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

日向灘 28事例中2例
熊本県熊本地方 28事例中1例
大隅半島東方沖 28事例中1例
大分県西部 28事例中1例
薩摩半島西方沖 28事例中1例
熊本県阿蘇地方 28事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが28事例中10例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは28事例中10例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

沖縄地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

沖縄本島近海 28事例中3例
沖縄本島北西沖 28事例中2例
奄美大島北東沖 28事例中2例
奄美大島近海 28事例中1例
奄美大島北西沖 28事例中1例
石垣島北西沖 28事例中1例
種子島南東沖 28事例中1例
与那国島近海 28事例中1例
宮古島近海 28事例中1例

追記:11月01日の熊本県熊本地方M2.3・震度1は震源が熊本県天草・芦北地方に
 

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※画像は気象庁より。