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2020年11月01日インドネシアでM5.7、4日ぶり今年37回目のM6クラス以上地震

インドネシアでM5.7、4日ぶり今年37回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月01日12:43にインドネシアでM5.7の地震が発生した。今回の震源周辺では10月19日にM5.2の地震が約300km西側で起きていた。震源の深さは約370kmであった。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年11月01日12:43 M5.7 インドネシア(深さ約181km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年10月31日にヤンマイエン島で発生したM5.6以来で、2020年としては335回目となる(発生日時は日本時間)。

インドネシアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月27日のM5.5以来4日ぶりで今年37回目。前回の地震は今回の震源から約1,196km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月19日のM5.5で、今回の震源から約3,194km離れていた。

今回の震源周辺では10月19日にM5.2の地震が約300km西側で起きていた。震源の深さは約370kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震32事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは32事例中20例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは32事例中19例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、中東における繋がりは32事例中6例で平均発生頻度1に対し2.2で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の32事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは32事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.4で少ないと言える。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が63回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.6 インドネシア(深さ約534km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1995年12月25日にインドネシアでM7.1の地震が約18kmの距離(深さ142km)で起きていた他、1950年11月02日にインドネシアでM7.7の地震が約23kmの距離(深さ200km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1963年11月04日に52kmの距離で発生したインドネシア M8.1(深さ65km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在688予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在3,205予測となっている。

方面別予測において現在、計688予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは143予測、Cクラスは514予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が47予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,205予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが201予測、Cクラスが2,976予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが14予測、Bクラスが45予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、インドネシアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.7の類似32事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた32件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは32事例中20例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 32事例中10例
フィリピン 32事例中7例
中国 32事例中3例
日本 32事例中3例
ミャンマー 32事例中1例
インド 32事例中1例
マリアナ諸島 32事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが32事例中19例、中東では32事例中6例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは32事例中19例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、中東における繋がりは32事例中6例で平均発生頻度1に対し2.2で多いという結果であった。

大洋州及び中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 32事例中10例
フィジー 32事例中4例
ソロモン諸島 32事例中3例
バヌアツ 32事例中2例
マッコーリー島 32事例中2例
トンガ 32事例中2例
サンタクルーズ諸島 32事例中1例
ケルマデック諸島 32事例中1例
ロイヤリティ諸島 32事例中1例
ニュージーランド 32事例中1例

イラン 32事例中2例
アフガニスタン 32事例中2例
ウズベキスタン 32事例中1例
カスピ海 32事例中1例
トルコ 32事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは32事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.4で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年01月01日 M7.0・震度4 三重県南東沖
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。