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2020年11月03日熊本県熊本地方でM2.9・震度3、台湾付近への繋がり多い位置

熊本県熊本地方でM2.9・震度3、台湾付近への繋がり多い位置


 

気象庁によると2020年11月03日06:40に熊本県熊本地方でM2.9・震度3の地震が発生した。熊本県熊本地方で有感地震が記録されたのは25日ぶり。今年31回目となる有感地震であった。

 

熊本県熊本地方における今回の地震について

2020年11月03日06:40 M2.9・震度3 熊本県熊本地方(深さ約10km)

熊本県熊本地方で有感地震が観測されたのは2020年10月09日のM2.3・震度1以来25日ぶり。今回の震源からは約12km離れた場所で深さは10kmであった。その前は2020年10月08日のM2.5・震度1で、今回の震源から約12km離れた場所で深さは10kmであった。

熊本県熊本地方では11月01日にもM2.3・震度1の地震が起きたとされていたが、11月03日の気象庁震度データベースによると震源は熊本県天草・芦北地方に更新されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内に熊本県熊本地方を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは24事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは24事例中7例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、アジアにおける繋がりは24事例中6例で平均発生頻度1に対し2.0で多いという結果であった。アジアでは台湾付近が5例を占めていた。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

熊本県熊本地方と九州地方の最近の地震活動

熊本県熊本地方で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が65回であるのに対し2019年に熊本県熊本地方における1週間平均値は127回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

熊本県熊本地方を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は741回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては31回目。熊本県熊本地方では2019年に70回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計30回のうちM3.0未満だったのが23回、M3.0~3.9が7回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

熊本県熊本地方における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月03日 M5.1 震度6弱 熊本県熊本地方
2016年08月31日 M5.2 震度5弱 熊本県熊本地方
2016年04月19日 M5.0 震度5弱 熊本県熊本地方
2016年04月19日 M5.5 震度5強 熊本県熊本地方
2016年04月16日 M5.4 震度5弱 熊本県熊本地方

熊本県熊本地方を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

熊本県熊本地方の過去の地震データ

1919年以降、熊本県熊本地方で発生してきた有感地震は4,004回でそのうちM5.0以上であったのが26回。またM6.0以上は3回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2016年04月16日のM7.3・震度7(平成28年熊本地震)で深さは12kmであった。

熊本県熊本地方において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2016年04月16日 M7.3 震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
2016年04月14日 M6.5 震度7 熊本県熊本地方
2016年04月15日 M6.4 震度6強 熊本県熊本地方
2016年04月16日 M5.9 震度6弱 熊本県熊本地方
2016年04月14日 M5.8 震度6弱 熊本県熊本地方

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2016年04月16日に熊本県熊本地方でM5.3・震度4の地震が約4kmの距離(深さ11km)で起きていた他、
2016年04月19日に熊本県熊本地方でM5.0・震度5弱の地震が約6kmの距離(深さ11km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2016年04月19日に約9kmの距離で発生した熊本県熊本地方M5.5・震度5強(深さ10km)であった。
 

九州地方と熊本県熊本地方における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在295予測。また熊本県熊本地方など震源地別予測が現在1119予測となっている。

方面別予測において現在、計295予測中、Aクラスは9予測、Bクラスは38予測、Cクラスは248予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が22予測となっている。

また震源地予測では現在、計1119予測中、Aクラスが14予測、Bクラスが90予測、Cクラスが1015予測となっており、このうち熊本県熊本地方に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、熊本県熊本地方の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」熊本県熊本地方M2.9の類似24事例以後の発震傾向性

今回の熊本県熊本地方M2.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

熊本県熊本地方を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりはやや多いと言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

熊本県熊本地方 24事例中1例
大隅半島東方沖 24事例中1例
熊本県阿蘇地方 24事例中1例
薩摩半島西方沖 24事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中7例、アジアでは24事例中6例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは24事例中7例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、アジアにおける繋がりは24事例中6例で平均発生頻度1に対し2.0で多いという結果であった。

沖縄地方及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

与那国島近海 24事例中3例
奄美大島北西沖 24事例中2例
種子島南東沖 24事例中2例
奄美大島北東沖 24事例中1例
沖縄本島北西沖 24事例中1例
石垣島北西沖 24事例中1例
石垣島近海 24事例中1例

台湾付近 24事例中5例
マリアナ諸島 24事例中2例
 

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※画像は気象庁より。