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2020年11月03日インドネシアのセラム海でM5.3、2日ぶりのM5以上地震

インドネシアのセラム海でM5.3、2日ぶりのM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月03日03:01にインドネシア東部でパプアニューギニア寄りのセラム海でM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月03日にインドネシアでM5.2の地震が今回の震源からは約84km離れた場所で起きていた。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年11月03日03:01 M5.3 インドネシア(深さ約12km)

インドネシアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年11月01日のM5.7以来2日ぶりで今年129回目。前回の地震は今回の震源から約384km離れた位置であった。その前は2020年10月28日のM5.3で、今回の震源から約787km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年09月02日にインドネシアでM5.2の地震が今回の震源からは約84km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中24例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは38事例中25例で平均発生頻度1に対し1.5とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.2で通常程度と言える。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が64回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.6 インドネシア(深さ約534km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1989年01月10日にインドネシアでM6.7の地震が約66kmの距離(深さ47km)で起きていた。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在687予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在3,200予測となっている。

方面別予測において現在、計687予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは143予測、Cクラスは513予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が13予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,200予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが201予測、Cクラスが2,971予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが15予測、Bクラスが44予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.3の類似38事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中24例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 38事例中12例
日本 38事例中10例
フィリピン 38事例中4例
中国 38事例中3例
ミャンマー 38事例中2例
マリアナ諸島 38事例中1例
インド 38事例中1例
グアム 38事例中1例
東ティモール 38事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中25例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは38事例中25例で平均発生頻度1に対し1.5とやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 38事例中9例
バヌアツ 38事例中8例
フィジー 38事例中8例
ケルマデック諸島 38事例中4例
ニュージーランド 38事例中4例
トンガ 38事例中3例
ソロモン諸島 38事例中2例
ニューカレドニア 38事例中2例
サモア 38事例中1例
ロイヤリティ諸島 38事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年09月06日 M6.6・震度3 鳥島近海
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1993年01月15日 M7.5・震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2011年04月07日 M7.2・震度6強 宮城県沖
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。