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2020年11月04日南サンドイッチ諸島でM5.2、3日ぶり今年46回目のM5以上地震

南サンドイッチ諸島でM5.2、3日ぶり今年46回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月04日10:35に南サンドイッチ諸島でM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年11月01日に南サンドイッチ諸島でM5.1の地震が今回の震源からは約22km離れた場所で起きていた。

 

南サンドイッチ諸島における今回の地震について

日本時間2020年11月04日10:35 M5.2 南サンドイッチ諸島(深さ約39km)

南サンドイッチ諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月31日のM5.1以来3日ぶりで今年46回目。前回の地震は今回の震源から約22km離れた位置であった。その前は2020年10月08日のM5.2で、今回の震源から約320km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年10月31日に南サンドイッチ諸島でM5.1の地震が今回の震源からは約22km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内に南サンドイッチ諸島を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中5例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは50事例中19例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中8例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

南サンドイッチ諸島の最近の地震活動

南サンドイッチ諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が5回。2019年に南サンドイッチ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は14.4回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

南サンドイッチ諸島では2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に南サンドイッチ諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月27日 M6.6 南サンドイッチ諸島(深さ約16km)
2019年04月09日 M6.5 南サンドイッチ諸島(深さ約38km)
2019年04月05日 M6.4 南サンドイッチ諸島(深さ約57km)
2019年11月05日 M6.3 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
2019年11月02日 M6.1 南サンドイッチ諸島(深さ約8km)
※海外時間(UTC)

南サンドイッチ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に南サンドイッチ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月26日 M6.3 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
2020年01月20日 M6.1 南サンドイッチ諸島(深さ約93km)
2020年02月08日 M6.0 南サンドイッチ諸島(深さ約16km)
2020年03月26日 M5.5 南サンドイッチ諸島(深さ約66km)
2020年04月03日 M5.4 南サンドイッチ諸島(深さ約25km)
 

南サンドイッチ諸島の過去の地震データ

1901年以降、南サンドイッチ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は201回でそのうちM7.0以上であったのが19回。20世紀以降、過去最大だったのは1929年06月27日のM8.1で深さは約15kmであった。

南サンドイッチ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1929年06月27日 M8.1 南サンドイッチ諸島(深さ約15km)
1964年05月26日 M7.8 南サンドイッチ諸島(深さ約125km)
1933年08月28日 M7.5 南サンドイッチ諸島(深さ約35km)
2006年01月02日 M7.4 南サンドイッチ諸島(深さ約13km)
2016年08月19日 M7.4 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2016年05月28日に南サンドイッチ諸島でM7.2の地震が約34kmの距離(深さ78km)で起きていた他、1930年08月18日に南サンドイッチ諸島でM6.9の地震が約45kmの距離(深さ35km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1964年05月26日に80kmの距離で発生した南サンドイッチ諸島 M7.8(深さ125km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大西洋と南サンドイッチ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在711予測。また南サンドイッチ諸島など震源地別予測が現在3,313予測となっている。

方面別予測において現在、計711予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは148予測、Cクラスは531予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が3予測、Cクラス予測が58予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,313予測中、Aクラスが30予測、Bクラスが209予測、Cクラスが3,074予測となっており、このうち南サンドイッチ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが56予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、南サンドイッチ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」南サンドイッチ諸島M5.2の類似50事例以降の発震傾向性

今回の南サンドイッチ諸島M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

南サンドイッチ諸島を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中5例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大西洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大西洋への繋がりは通常程度と言える。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南サンドイッチ諸島 50事例中3例
北大西洋 50事例中1例
大西洋中央海嶺 50事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中19例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは50事例中19例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ペルー 50事例中4例
チリ 50事例中4例
コロンビア 50事例中4例
コスタリカ 50事例中3例
パナマ 50事例中3例
アルゼンチン 50事例中2例
メキシコ 50事例中1例
エクアドル 50事例中1例
ニカラグア 50事例中1例
ボリビア 50事例中1例

また、今回の南サンドイッチ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年06月12日 M7.4・震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
1983年04月30日 M6.4・震度3 十勝沖
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2003年10月08日 M6.4・震度4 釧路沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。