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2020年11月04日南太平洋のイースター島でM5.3、7日ぶり今年15回目のM5以上地震

南太平洋のイースター島でM5.3、7日ぶり今年15回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月04日21:28に南太平洋のイースター島でM5.3の地震が発生した。

 

イースター島における今回の地震について

日本時間2020年11月04日21:28 M5.3 イースター島(深さ約10km)

イースター島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月28日のM5.3以来7日ぶりで今年15回目。前回の地震は今回の震源から約998km離れた位置であった。その前は2020年10月11日のM5.7で、今回の震源から約1,099km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震42事例のうち、その後1ヶ月以内にイースター島を含む南太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは42事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは42事例中14例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、北極・南極における繋がりは42事例中2例で平均発生頻度1に対し3.1で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の42事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは42事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

イースター島の最近の地震活動

イースター島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年にイースター島の1ヶ月当たり平均発生数は2.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

イースター島では2019年にM6.0以上の地震が0回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にイースター島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月27日 M5.9 イースター島(深さ約10km)
2019年09月09日 M5.5 イースター島(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

イースター島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にイースター島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年10月10日 M5.9 イースター島(深さ約10km)
2020年08月15日 M5.8 イースター島(深さ約10km)
2020年05月14日 M5.7 イースター島(深さ約10km)
2020年10月11日 M5.7 イースター島(深さ約10km)
2020年09月07日 M5.6 イースター島(深さ約10km)
 

イースター島の過去の地震データ

1901年以降、イースター島で発生してきたM6.0以上の地震は58回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1925年12月19日のM6.9で深さは約10kmであった。

イースター島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1925年12月19日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1996年09月05日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1987年07月06日 M6.7 イースター島(深さ約10km)
2004年11月28日 M6.6 イースター島(深さ約10km)
1932年11月02日 M6.5 イースター島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

南太平洋とイースター島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は南太平洋など方面別予測が現在701予測。またイースター島など震源地別予測が現在3,269予測となっている。

方面別予測において現在、計701予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは145予測、Cクラスは524予測。このうち南太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が38予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,269予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが204予測、Cクラスが3,036予測となっており、このうちイースター島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが24予測となっている。

通常時との比較では南太平洋の現在の危険度は100%前後、イースター島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イースター島M5.3の類似42事例以降の発震傾向性

今回のイースター島M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた42件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

イースター島を含む南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは42事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりはやや多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

東太平洋海嶺 42事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが42事例中14例、北極・南極では42事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは42事例中14例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、北極・南極における繋がりは42事例中2例で平均発生頻度1に対し3.1で多いという結果であった。

中南米及び北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ペルー 42事例中5例
グアテマラ 42事例中3例
チリ 42事例中2例
メキシコ 42事例中2例
アルゼンチン 42事例中2例
パナマ 42事例中1例
コロンビア 42事例中1例
コスタリカ 42事例中1例
エクアドル 42事例中1例

ヤンマイエン島 42事例中2例

また、今回のイースター島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは42事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年09月06日 M6.6・震度3 鳥島近海
1992年10月30日 M6.7・震度2 鳥島近海
1995年10月18日 M6.9・震度5 奄美大島近海
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。