• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年11月06日キルギスでM5.2、184日ぶり今年3回目のM5以上地震

キルギスでM5.2、184日ぶり今年3回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月06日16:38にキルギスでM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年01月24日にタジキスタンでM5.0の地震が今回の震源からは約86km離れた場所で起きていた。

 

キルギスにおける今回の地震について

日本時間2020年11月06日16:38 M5.2 キルギス(深さ約28km)

キルギスでM5.0以上地震が観測されたのは2020年05月06日のM5.1以来184日ぶりで今年3回目。前回の地震は今回の震源から約255km離れた位置であった。その前は2020年02月15日のM5.1で、今回の震源から約852km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年01月24日にタジキスタンでM5.0の地震が今回の震源からは約86km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震35事例のうち、その後1ヶ月以内にキルギスを含む中東でM7クラス以上の地震が起きていたのは35事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは35事例中19例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、インド洋における繋がりは35事例中3例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の35事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは35事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.8でやや少ないと言える。
 

キルギスの最近の地震活動

キルギスにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年にキルギスの1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

キルギスでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

キルギスでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にキルギスで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年02月15日 M5.1 キルギス(深さ約10km)
2020年05月06日 M5.1 キルギス(深さ約19km)
2020年08月05日 M4.9 キルギス(深さ約10km)
2020年01月21日 M4.8 キルギス(深さ約30km)
2020年10月20日 M4.7 キルギス(深さ約10km)
 

キルギスの過去の地震データ

1901年以降、キルギスで発生してきたM6.0以上の地震は28回でそのうちM7.0以上であったのが5回。20世紀以降、過去最大だったのは1902年08月22日のM7.7で深さは約0kmであった。

キルギスで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1902年08月22日 M7.7 キルギス(深さ約0km)
1946年11月02日 M7.5 キルギス(深さ約25km)
1974年08月11日 M7.3 キルギス(深さ約9km)
1992年08月19日 M7.3 キルギス(深さ約27km)
1978年03月24日 M7.1 キルギス(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

中東とキルギスにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中東など方面別予測が現在701予測。またキルギスなど震源地別予測が現在3,269予測となっている。

方面別予測において現在、計701予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは145予測、Cクラスは524予測。このうち中東に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が59予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,269予測中、Aクラスが29予測、Bクラスが204予測、Cクラスが3,036予測となっており、このうちキルギスに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが23予測となっている。

通常時との比較では中東の現在の危険度は100%以下、キルギスの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」キルギスM5.2の類似35事例以降の発震傾向性

今回のキルギスM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた35件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

キルギスを含む中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは35事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中東で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中東への繋がりは通常程度と言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

トルコ 35事例中3例
ウズベキスタン 35事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが35事例中19例、インド洋では35事例中3例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは35事例中19例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、インド洋における繋がりは35事例中3例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

アジア及びインド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 35事例中9例
日本 35事例中6例
台湾 35事例中3例
フィリピン 35事例中2例
ミャンマー 35事例中1例
セレベス海 35事例中1例
グアム 35事例中1例

アンダマン諸島 35事例中2例
チャゴス諸島 35事例中1例

また、今回のキルギスにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは35事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1993年01月15日 M7.5・震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1996年12月22日 M6.4・震度2 北海道南西沖
2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
2008年07月19日 M6.9・震度4 福島県沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。