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2020年11月06日青森県東方沖でM5.7・震度3、国内1ヶ月ぶりのM6クラス地震

青森県東方沖でM5.7・震度3、国内1ヶ月ぶりのM6クラス地震


 

気象庁によると2020年11月06日17:56に青森県東方沖でM5.7・震度3の地震が発生した。青森県東方沖で有感地震が記録されたのは33日ぶり。今年17回目となる有感地震であった。

 

青森県東方沖における今回の地震について

2020年11月06日17:56 M5.7・震度3 青森県東方沖(深さ約10km)

日本国内でM5.5以上の地震が観測されたのは10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3以来1ヶ月ぶり。

青森県東方沖で有感地震が観測されたのは2020年10月04日のM3.7・震度1以来33日ぶり。今回の震源からは約131km離れた場所で深さは56kmであった。その前は2020年09月19日のM3.9・震度1で、今回の震源から約129km離れた場所で深さは36kmであった。

今回の震源付近では1945年02月18日に約13kmの距離でM6.6・震度3の地震が起きていた。深さは42kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内に青森県東方沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは14事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは14事例中9例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、北海道地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

青森県東方沖と東北地方の最近の地震活動

青森県東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が36回であるのに対し2019年に青森県東方沖における1週間平均値は22回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

青森県東方沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は927回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては17回目。青森県東方沖では2019年に36回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は4回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計16回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が9回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が2回となっている。

青森県東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年04月30日 M5.3 震度3 青森県東方沖
2020年04月24日 M5.2 震度3 青森県東方沖
2019年12月19日 M5.5 震度5弱 青森県東方沖
2019年09月07日 M5.0 震度3 青森県東方沖
2019年08月29日 M6.1 震度3 青森県東方沖

青森県東方沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月12日の宮城県沖M6.2・震度4が挙げられる。
 

青森県東方沖の過去の地震データ

1919年以降、青森県東方沖で発生してきた有感地震は1,655回でそのうちM5.0以上であったのが356回。またM6.0以上は58回でM7.0以上の大地震は4回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1968年05月16日のM7.9・震度5(1968年十勝沖地震)で深さは0kmであった。

青森県東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1968年05月16日 M7.9 震度5 青森県東方沖(1968年十勝沖地震)
1968年05月16日 M7.5 震度5 青森県東方沖
1943年06月13日 M7.1 震度4 青森県東方沖
1945年02月10日 M7.1 震度5 青森県東方沖
1922年12月09日 M6.8 震度3 青森県東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2014年10月11日に青森県東方沖でM5.6・震度3の地震が約2kmの距離(深さ34km)で起きていた他、1973年07月28日に青森県東方沖でM5.2・震度2の地震が約3kmの距離(深さ48km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1945年02月18日に約13kmの距離で発生した青森県東方沖M6.6・震度3(深さ42km)であった。
 

東北地方と青森県東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在242予測。また青森県東方沖など震源地別予測が現在923予測となっている。

方面別予測において現在、計242予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは34予測、Cクラスは201予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が9予測、Cクラス予測が5予測となっている。

また震源地予測では現在、計923予測中、Aクラスが13予測、Bクラスが77予測、Cクラスが833予測となっており、このうち青森県東方沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが4予測、Cクラスが12予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、青森県東方沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」青森県東方沖M5.7の類似14事例以後の発震傾向性

今回の青森県東方沖M5.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

青森県東方沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

三陸沖 14事例中4例
青森県東方沖 14事例中3例
岩手県沖 14事例中2例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが14事例中9例、北海道地方では14事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは14事例中9例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、北海道地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

千島海溝及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 14事例中5例
択捉島南東沖 14事例中2例
十勝沖 14事例中2例
千島列島 14事例中2例
千島列島南東沖 14事例中1例
北海道南東沖 14事例中1例
千島列島東方 14事例中1例
浦河沖 14事例中1例

苫小牧沖 14事例中1例
 

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※画像は気象庁より。