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2020年11月07日地震続いていた南極海のサウスシェトランド諸島でM6.0、08月末以来最大規模

地震続いていた南極海のサウスシェトランド諸島でM6.0、08月末以来最大規模


 

USGSによると日本時間2020年11月07日08:49にサウスシェトランド諸島でM6.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月31日にサウスシェトランド諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約29km離れた場所で起きていた。

 

サウスシェトランド諸島における今回の地震について

日本時間2020年11月07日08:49 M6.0 サウスシェトランド諸島(深さ約6km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年11月03日にチリで発生したM6.0以来4日ぶりで、2020年としては104回目となる(発生日時は日本時間)。

サウスシェトランド諸島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月02日のM5.7以来36日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約23km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2018年08月27日のM5.6で、今回の震源から約44km離れていた。

南極海のサウスシェトランド諸島では08月末からM5を超える地震が今回の震源付近で頻発しており、今回が19回目。

直近では10月31日にM5.0が起きていた。

08月末以降、これまでに発生した最大規模の地震は10月02日のM5.7であったことから、今回の地震が最も規模の大きな地震となる。M5.5以上のM6クラス地震はこの2回。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震10事例のうち、その後1ヶ月以内にサウスシェトランド諸島を含む北極・南極でM7クラス以上の地震が起きていたのは10事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北極・南極で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合6.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北極・南極への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは10事例中1例で平均発生頻度1に対し5.1と多い、大西洋における繋がりは10事例中2例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の10事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは10事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.9で通常程度と言える。
 

サウスシェトランド諸島の最近の地震活動

サウスシェトランド諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が26回。2019年にサウスシェトランド諸島の1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

サウスシェトランド諸島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

サウスシェトランド諸島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にサウスシェトランド諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年10月02日 M5.7 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
2020年10月06日 M5.4 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
2020年10月28日 M5.4 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
2020年08月30日 M5.4 サウスシェトランド諸島(深さ約4km)
2020年09月01日 M5.3 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
 

サウスシェトランド諸島の過去の地震データ

1901年以降、サウスシェトランド諸島で発生してきたM6.0以上の地震は9回でそのうちM7.0以上であったのが1回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年02月08日のM7.0で深さは約13kmであった。

サウスシェトランド諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年02月08日 M7.0 サウスシェトランド諸島(深さ約13km)
1983年07月11日 M6.9 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
1933年10月26日 M6.6 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
2012年01月15日 M6.6 サウスシェトランド諸島(深さ約8km)
1992年06月17日 M6.2 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1933年10月26日にサウスシェトランド諸島でM6.6の地震が約198kmの距離(深さ10km)で起きていた他、2012年01月15日にサウスシェトランド諸島でM6.6の地震が約245kmの距離(深さ8km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1933年10月26日に198kmの距離で発生したサウスシェトランド諸島 M6.6(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。 

北極・南極とサウスシェトランド諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北極・南極など方面別予測が現在655予測。またサウスシェトランド諸島など震源地別予測が現在3,084予測となっている。

方面別予測において現在、計655予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは137予測、Cクラスは488予測。このうち北極・南極に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が33予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,084予測中、Aクラスが27予測、Bクラスが189予測、Cクラスが2,868予測となっており、このうちサウスシェトランド諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では北極・南極の現在の危険度は100%以上、サウスシェトランド諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」サウスシェトランド諸島M6.0の類似10事例以降の発震傾向性

今回のサウスシェトランド諸島M6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた10件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サウスシェトランド諸島を含む北極・南極で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは10事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北極・南極で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合6.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北極・南極への繋がりは多いと言える。

北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バフィン湾 10事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが10事例中1例、大西洋では10事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは10事例中1例で平均発生頻度1に対し5.1と多い、大西洋における繋がりは10事例中2例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

南太平洋及び大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

南太平洋 10事例中1例

南サンドイッチ諸島 10事例中1例
大西洋中央海嶺 10事例中1例

また、今回のサウスシェトランド諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは10事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.9で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1964年05月07日 M6.9・震度4 秋田県沖
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。