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2020年11月07日小笠原諸島東方沖でM6.2・震度2、1年10ヶ月ぶりの有感地震で国内M6超えは2ヶ月ぶり

小笠原諸島東方沖でM6.2・震度2、1年10ヶ月ぶりの有感地震で国内M6超えは2ヶ月ぶり


 

気象庁によると2020年11月07日10:11に小笠原諸島東方沖でM6.2・震度2の地震が発生した。小笠原諸島東方沖で有感地震が記録されたのは671日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

小笠原諸島東方沖における今回の地震について

2020年11月07日10:11 M6.2・震度2 小笠原諸島東方沖(深さ約10km)

小笠原諸島東方沖で有感地震が観測されたのは2019年01月06日のM5.9・震度1以来671日ぶり。今回の震源からは約103km離れた場所で深さは0kmであった。その前は2017年02月27日のM5.3・震度1で、今回の震源から約131km離れた場所で深さは44kmであった。

小笠原諸島東方沖における有感地震は上記の通り1年10ヶ月ぶりで、今回のM6.2は2005年02月10日のM6.5・震度2に次ぐ規模であった。

日本国内でM6を超える規模の地震が発生したのは09月12日の宮城県沖M6.2・震度4以来2ヶ月ぶり。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震12事例のうち、その後1ヶ月以内に小笠原諸島東方沖を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは12事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは12事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ない、中部地方における繋がりは12事例中1例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

小笠原諸島東方沖と伊豆・小笠原の最近の地震活動

小笠原諸島東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が0回であるのに対し2019年に小笠原諸島東方沖における1週間平均値は1回以下であったことから、現在の状況は#DIV/0!と言える。

小笠原諸島東方沖を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は41回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。小笠原諸島東方沖では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計0回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

小笠原諸島東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月06日 M5.9 震度1 小笠原諸島東方沖
2017年02月27日 M5.3 震度1 小笠原諸島東方沖
2006年08月07日 M6.2 震度2 小笠原諸島東方沖
2005年02月10日 M6.5 震度2 小笠原諸島東方沖
1928年05月14日 M5.4 震度3 小笠原諸島東方沖

小笠原諸島東方沖を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3が挙げられる。
 

小笠原諸島東方沖の過去の地震データ

1919年以降、小笠原諸島東方沖で発生してきた有感地震は5回でそのうちM5.0以上であったのが5回、M6.0以上が2回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2005年02月10日のM6.5・震度2で深さは0kmであった。

小笠原諸島東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2005年02月10日 M6.5 震度2 小笠原諸島東方沖
2006年08月07日 M6.2 震度2 小笠原諸島東方沖
2019年01月06日 M5.9 震度1 小笠原諸島東方沖
1928年05月14日 M5.4 震度3 小笠原諸島東方沖
2017年02月27日 M5.3 震度1 小笠原諸島東方沖

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1928年05月14日に小笠原諸島東方沖でM5.4・震度3の地震が約30kmの距離(深さ183km)で起きていた他、1977年12月21日に硫黄島近海でM6.0・震度3の地震が約63kmの距離(深さ50km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2010年12月22日に約122kmの距離で発生した父島近海M7.8・震度4(深さ8km)であった。
 

伊豆・小笠原と小笠原諸島東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在253予測。また小笠原諸島東方沖など震源地別予測が現在963予測となっている。

方面別予測において現在、計253予測中、Aクラスは8予測、Bクラスは36予測、Cクラスは209予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計963予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが81予測、Cクラスが867予測となっており、このうち小笠原諸島東方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%前後、小笠原諸島東方沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」小笠原諸島東方沖M6.2の類似12事例以後の発震傾向性

今回の小笠原諸島東方沖M6.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた12件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

小笠原諸島東方沖を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは12事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは通常程度と言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

小笠原諸島西方沖 12事例中2例
父島近海 12事例中1例
硫黄島近海 12事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが12事例中1例、中部地方では12事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは12事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ない、中部地方における繋がりは12事例中1例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

関東地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 12事例中1例

長野県南部 12事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。