• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年11月07日三重県中部でM2.9・震度1、13ヶ月ぶりの有感地震

三重県中部でM2.9・震度1、13ヶ月ぶりの有感地震


 

気象庁によると2020年11月07日15:56に三重県中部でM2.9・震度1の地震が発生した。三重県中部で有感地震が記録されたのは389日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

三重県中部における今回の地震について

2020年11月07日15:56 M2.9・震度1 三重県中部(深さ約20km)

三重県中部で有感地震が観測されたのは2019年10月15日のM3.3・震度2以来389日ぶり。今回の震源からは約15km離れた場所で深さは11kmであった。その前は2018年11月19日のM1.9・震度1で、今回の震源から約35km離れた場所で深さは10kmであった。

今回の震源付近には布引山地東縁断層帯が走っており、東部ではM7.6程度の地震が30年以内に0.001%、西部ではM7.4程度の地震が最大1%の確率で予測されている。

また今回の震源から東側には伊勢湾断層帯が走っており、M6.9~M7.2程度の地震が30年以内に最大0.8%の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内に三重県中部を含む関西地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは31事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関西地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関西地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは31事例中10例で平均発生頻度1に対し1.4とやや多い、北陸地方における繋がりは31事例中2例で平均発生頻度1に対し1.6で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

三重県中部と関西地方の最近の地震活動

三重県中部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が4回であるのに対し2019年に三重県中部における1週間平均値は5回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

三重県中部を含む関西地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は318回で、2019年に関西地方で記録された地震数は1週間当たり340回であったので、関西地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。三重県中部では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

三重県中部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2007年04月15日 M5.4 震度5強 三重県中部
1989年02月19日 M5.4 震度3 三重県中部
1957年07月22日 M5.5 震度1 三重県中部
1936年10月26日 M5.8 震度1 三重県中部

三重県中部を含む関西地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年08月07日の三重県南東沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

三重県中部の過去の地震データ

1919年以降、三重県中部で発生してきた有感地震は91回でそのうちM5.0以上は4回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1936年10月26日のM5.8・震度1で深さは360kmであった。

三重県中部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1936年10月26日 M5.8 震度1 三重県中部
1957年07月22日 M5.5 震度1 三重県中部
1989年02月19日 M5.4 震度3 三重県中部
2007年04月15日 M5.4 震度5強 三重県中部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1989年02月19日に三重県中部でM5.4・震度3の地震が約9kmの距離(深さ45km)で起きていた他、2007年04月15日に三重県中部でM5.4・震度5強の地震が約13kmの距離(深さ16km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1989年02月19日に約9kmの距離で発生した三重県中部M5.4・震度3(深さ45km)であった。
 

関西地方と三重県中部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関西地方など方面別予測が現在253予測。また三重県中部など震源地別予測が現在963予測となっている。

方面別予測において現在、計253予測中、Aクラスは8予測、Bクラスは36予測、Cクラスは209予測。このうち関西地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が16予測となっている。

また震源地予測では現在、計963予測中、Aクラスが15予測、Bクラスが81予測、Cクラスが867予測となっており、このうち三重県中部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では関西地方の現在の危険度は100%以下、三重県中部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」三重県中部M2.9の類似31事例以後の発震傾向性

今回の三重県中部M2.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

三重県中部を含む関西地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは31事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関西地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関西地方への繋がりはやや少ないと言える。

関西地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

三重県南東沖 31事例中2例

また、伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中10例、北陸地方では31事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは31事例中10例で平均発生頻度1に対し1.4とやや多い、北陸地方における繋がりは31事例中2例で平均発生頻度1に対し1.6で多いという結果であった。

伊豆・小笠原及び北陸地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

小笠原諸島西方沖 31事例中6例
硫黄島近海 31事例中4例
鳥島近海 31事例中3例
三宅島近海 31事例中1例

石川県能登地方 31事例中1例
福井県嶺南 31事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。