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2020年11月07日大洋州のトンガでM5.9、付近では2週間前にもM5.9のM6クラス地震

大洋州のトンガでM5.9、付近では2週間前にもM5.9のM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年11月07日18:27にトンガでM5.9の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月25日にトンガでM5.9の地震が今回の震源からは約12km離れた場所で起きていた。

 

トンガにおける今回の地震について

日本時間2020年11月07日18:27 M5.9 トンガ(深さ約24km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月07日に日本で発生したM5.8(小笠原諸島東方沖M6.2・震度3)以来で、2020年としては341回目となる(発生日時は日本時間)。

トンガでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月25日のM5.9以来13日ぶりで今年12回目。前回の地震は今回の震源から約12km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月21日のM5.9で、今回の震源から約387km離れていた。

今回の震源から距離100km以内でM5.5以上の地震が観測されたのは2020年10月25日のトンガM5.9以来13日ぶり。その前は2020年08月24日のトンガM5.6であった。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震33事例のうち、その後1ヶ月以内にトンガを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは33事例中18例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは33事例中17例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、北太平洋における繋がりは33事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の33事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは33事例中5例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

今回の震源から100km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離100km以内では2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月12日 M6.0 トンガ(深さ約15km)
2019年10月22日 M5.9 トンガ(深さ約29km)
2019年11月08日 M5.8 トンガ(深さ約43km)
2019年09月13日 M5.7 トンガ(深さ約10km)
2019年09月22日 M5.6 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離100km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に今回の震源から100km以内で発生した地震(規模の大きい順)。
2020年07月18日 M6.1 サモア(深さ約14km)
2020年10月25日 M5.9 トンガ(深さ約33km)
2020年05月15日 M5.8 サモア(深さ約16km)
2020年08月24日 M5.6 トンガ(深さ約8km)
2020年05月05日 M5.5 サモア(深さ約10km)
 

今回の震源から100km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離100km以内で発生してきたM6.0以上の地震は116回でそのうちM7.0以上であったのが5回。20世紀以降最大だったのは1917年06月26日のサモアM8.0で深さは約15kmであった。

今回の震源から100km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1917年06月26日 M8.0 サモア(深さ約15km)
1981年09月01日 M7.7 サモア(深さ約25km)
1995年04月07日 M7.4 トンガ(深さ約21km)
1984年10月15日 M7.2 トンガ(深さ約128km)
1957年04月14日 M7.1 トンガ(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1980年06月18日にトンガでM6.5の地震が約2kmの距離(深さ43km)で起きていた他、1985年06月03日にトンガでM6.7の地震が約4kmの距離(深さ33km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とトンガにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在676予測。またトンガなど震源地別予測が現在3,164予測となっている。

方面別予測において現在、計676予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは142予測、Cクラスは503予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,164予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが196予測、Cクラスが2,940予測となっており、このうちトンガに対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが53予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、トンガの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トンガM5.9の類似33事例以降の発震傾向性

今回のトンガM5.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた33件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トンガを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは33事例中18例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 33事例中6例
フィジー 33事例中4例
ケルマデック諸島 33事例中3例
バヌアツ 33事例中2例
トンガ 33事例中2例
サンタクルーズ諸島 33事例中2例
オーストラリア南方 33事例中1例
マッコーリー島 33事例中1例
ニュージーランド 33事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが33事例中17例、北太平洋では33事例中6例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは33事例中17例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ない、北太平洋における繋がりは33事例中6例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

アジア及び北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

台湾 33事例中6例
日本 33事例中5例
インドネシア 33事例中4例
中国 33事例中3例
フィリピン 33事例中3例
マリアナ諸島 33事例中1例

アリューシャン列島 33事例中5例
ハワイ 33事例中1例

また、今回のトンガにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは33事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1952年10月27日 M6.5・震度3 三陸沖
1956年09月30日 M6.3・震度4 千葉県北西部
1960年03月21日 M7.2・震度4 三陸沖
1968年05月14日 M6.1・震度4 トカラ列島近海
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。