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2020年11月08日サンタクルーズ諸島でM5.3、35日ぶり今年8回目のM5以上地震

大洋州のサンタクルーズ諸島でM5.3、35日ぶり今年8回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月08日09:39にサンタクルーズ諸島でM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月20日にサンタクルーズ諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約23km離れた場所で起きていた。

 

サンタクルーズ諸島における今回の地震について

日本時間2020年11月08日09:39 M5.3 サンタクルーズ諸島(深さ約13km)

今回の震源から距離100km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年09月19日のM5.0以来49日ぶり。今回の震源から約23km離れた位置であった。その前は2020年03月18日のM5.5で、今回の震源から約82km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震32事例のうち、その後1ヶ月以内にサンタクルーズ諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは32事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは32事例中22例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の32事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは32事例中10例であった。これは通常時の1に対し1.4でやや多いと言える。
 

今回の震源から100km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離100km以内では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

今回の震源から距離100km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年03月18日 M5.5 ソロモン諸島(深さ約10km)
2020年09月19日 M5.0 サンタクルーズ諸島(深さ約10km)
2020年02月22日 M4.9 ソロモン諸島(深さ約36km)
2020年05月09日 M4.9 サンタクルーズ諸島(深さ約10km)
2020年04月04日 M4.8 ソロモン諸島(深さ約10km)
 

今回の震源から100km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離100km以内で発生してきたM6.0以上の地震は49回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降最大だったのは2013年02月06日のソロモン諸島M8.0で深さは約24kmであった。

今回の震源から100km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2013年02月06日 M8.0 ソロモン諸島(深さ約24km)
2007年09月02日 M7.2 サンタクルーズ諸島(深さ約35km)
2013年02月06日 M7.1 ソロモン諸島(深さ約10km)
1992年05月27日 M7.0 サンタクルーズ諸島(深さ約19km)
1999年12月29日 M6.9 サンタクルーズ諸島(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1921年04月01日にサンタクルーズ諸島でM6.5の地震が約23kmの距離(深さ35km)で起きていた他、2013年02月06日にソロモン諸島でM7.1の地震が約42kmの距離(深さ10km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とサンタクルーズ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在675予測。またサンタクルーズ諸島など震源地別予測が現在3,161予測となっている。

方面別予測において現在、計675予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは141予測、Cクラスは502予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,161予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが197予測、Cクラスが2,936予測となっており、このうちサンタクルーズ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが47予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、サンタクルーズ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」サンタクルーズ諸島M5.3の類似32事例以降の発震傾向性

今回のサンタクルーズ諸島M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた32件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サンタクルーズ諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは32事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 32事例中6例
バヌアツ 32事例中4例
ケルマデック諸島 32事例中3例
マッコーリー島 32事例中2例
ロイヤリティ諸島 32事例中2例
フィジー 32事例中2例
ニュージーランド 32事例中2例
ソロモン諸島 32事例中1例
ニューカレドニア 32事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが32事例中22例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは32事例中22例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 32事例中10例
インドネシア 32事例中9例
フィリピン 32事例中4例
パキスタン 32事例中2例
マリアナ諸島 32事例中2例
モンゴル 32事例中1例
ミクロネシア 32事例中1例

また、今回のサンタクルーズ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは32事例中10例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.4でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1967年01月17日 M6.4・震度4 宮城県沖
1982年03月21日 M7.1・震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
2004年05月30日 M6.7・震度1 関東東方沖
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2008年07月24日 M6.8・震度6弱 岩手県沿岸北部
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。