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2020年11月08日五島列島近海でM2.7・震度1、287日ぶり今年2回目の有感地震

五島列島近海でM2.7・震度1、287日ぶり今年2回目の有感地震


 

気象庁によると2020年11月08日12:13に五島列島近海でM2.7・震度1の地震が発生した。五島列島近海で有感地震が記録されたのは287日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

五島列島近海における今回の地震について

2020年11月08日12:13 M2.7・震度1 五島列島近海(深さ約10km)

五島列島近海で有感地震が観測されたのは2020年01月26日のM3.9・震度1以来287日ぶり。今回の震源からは約40km離れた場所で深さは16kmであった。その前は2019年12月22日のM2.0・震度1で、今回の震源から約120km離れた場所で深さは4kmであった。

今回の震源は福江島の内陸部に当たる場所であったとみられる。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震8事例のうち、その後1ヶ月以内に五島列島近海を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは8事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは8事例中4例で平均発生頻度1に対し3.4と多い、沖縄地方における繋がりは8事例中4例で平均発生頻度1に対し1.5でやや多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

五島列島近海と九州地方の最近の地震活動

五島列島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が7回であるのに対し2019年に五島列島近海における1週間平均値は6回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

五島列島近海を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は610回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。五島列島近海では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

五島列島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1928年06月03日 M5.8 震度3 五島列島近海

五島列島近海を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

五島列島近海の過去の地震データ

1919年以降、五島列島近海で発生してきた有感地震は67回でそのうちM5.0以上は1回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1928年06月03日のM5.8・震度3で深さは0kmであった。

五島列島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1928年06月03日 M5.8 震度3 五島列島近海

今回の震源から20km以内ではこれまでにM5.0以上の有感地震は発生してこなかった。
 

九州地方と五島列島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在254予測。また五島列島近海など震源地別予測が現在963予測となっている。

方面別予測において現在、計254予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは36予測、Cクラスは212予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が18予測となっている。

また震源地予測では現在、計963予測中、Aクラスが12予測、Bクラスが78予測、Cクラスが873予測となっており、このうち五島列島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、五島列島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」五島列島近海M2.7の類似8事例以後の発震傾向性

今回の五島列島近海M2.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた8件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

五島列島近海を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは8事例中1例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは通常程度と言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

日向灘 8事例中1例

また、アジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが8事例中4例、沖縄地方では8事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは8事例中4例で平均発生頻度1に対し3.4と多い、沖縄地方における繋がりは8事例中4例で平均発生頻度1に対し1.5でやや多いという結果であった。

アジア及び沖縄地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

台湾付近 8事例中4例

奄美大島近海 8事例中2例
与那国島近海 8事例中1例
沖縄本島近海 8事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。