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2020年11月09日静岡県中部で2回の地震が相次ぐ、M2.3・震度1とM3.1・震度1が同位置で

静岡県中部で2回の地震が相次ぐ、M2.3・震度1とM3.1・震度1が同位置で


 

気象庁によると2020年11月09日15:18と15:19に静岡県中部でM2.3・震度1とM3.1・震度1の地震が相次いで発生した。静岡県中部で有感地震が記録されたのは33日ぶり。今年4回目と5回目となる有感地震であった。

 

静岡県中部における今回の地震について

2020年11月09日15:18 M2.3・震度1 静岡県中部(深さ約10km)
2020年11月09日15:19 M3.1・震度1 静岡県中部(深さ約10km)

2回の地震の震源は同位置であった。

静岡県中部で有感地震が観測されたのは2020年10月07日のM3.4・震度2以来33日ぶり。今回の震源からは約22km離れた場所で深さは23kmであった。その前は2020年08月16日のM2.7・震度1で、今回の震源から約18km離れた場所で深さは37kmであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内に静岡県中部を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは38事例中2例で平均発生頻度1に対し2.1と多い、四国地方における繋がりは38事例中2例で平均発生頻度1に対し2.5で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

静岡県中部と中部地方の最近の地震活動

静岡県中部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が30回であるのに対し2019年に静岡県中部における1週間平均値は25回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

静岡県中部を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は405回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては4回目と5回目。静岡県中部では2019年に5回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計3回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

静岡県中部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2001年06月01日 M5.0 震度3 静岡県中部
2001年04月03日 M5.3 震度5強 静岡県中部
1984年04月06日 M5.3 震度2 静岡県中部
1965年04月20日 M6.1 震度4 静岡県中部(1965年静岡地震)
1952年03月07日 M5.1 震度3 静岡県中部

静岡県中部を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月27日の静岡県西部M5.1・震度4が挙げられる。
 

静岡県中部の過去の地震データ

1919年以降、静岡県中部で発生してきた有感地震は206回でそのうちM5.0以上であったのが10回、M6.0以上が2回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1935年07月11日のM6.4・震度6(1935年静岡地震)で深さは10kmであった。

静岡県中部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1935年07月11日 M6.4 震度6 静岡県中部(1935年静岡地震)
1965年04月20日 M6.1 震度4 静岡県中部(1965年静岡地震)
1931年08月10日 M5.8 震度3 静岡県中部
1947年03月11日 M5.8 震度4 静岡県中部
1936年10月20日 M5.4 震度3 静岡県中部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1936年10月20日に静岡県中部でM5.4・震度3の地震が約8kmの距離(深さ6km)で起きていた他、1931年08月10日に静岡県中部でM5.8・震度3の地震が約13kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1931年08月10日に約13kmの距離で発生した静岡県中部M5.8・震度3(深さ0km)であった。
 

中部地方と静岡県中部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在239予測。また静岡県中部など震源地別予測が現在898予測となっている。

方面別予測において現在、計239予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは32予測、Cクラスは200予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が17予測となっている。

また震源地予測では現在、計898予測中、Aクラスが13予測、Bクラスが70予測、Cクラスが815予測となっており、このうち静岡県中部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、静岡県中部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」静岡県中部M2.3の類似38事例以後の発震傾向性

今回の静岡県中部M2.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、静岡県中部を含む中部地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、中国地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中2例、四国地方では38事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは38事例中2例で平均発生頻度1に対し2.1と多い、四国地方における繋がりは38事例中2例で平均発生頻度1に対し2.5で多いという結果であった。

中国地方及び四国地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

鳥取県中部 38事例中2例
鳥取県東部 38事例中1例

豊後水道 38事例中2例
 

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※画像は気象庁より。