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2020年11月10日福島県沖でM3.9・震度1、11日ぶり今年46回目の有感地震

福島県沖でM3.9・震度1、11日ぶり今年46回目の有感地震


 

気象庁によると2020年11月10日16:35に福島県沖でM3.9・震度1の地震が発生した。福島県沖で有感地震が記録されたのは11日ぶり。今年46回目となる有感地震であった。

 

福島県沖における今回の地震について

2020年11月10日16:35 M3.9・震度1 福島県沖(深さ約20km)

福島県沖で有感地震が観測されたのは2020年10月31日のM3.7・震度1以来11日ぶり。今回の震源からは約37km離れた場所で深さは41kmであった。その前は2020年10月26日のM4.0・震度1で、今回の震源から約51km離れた場所で深さは43kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震21事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは21事例中11例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは21事例中7例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、北海道地方における繋がりは21事例中4例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

福島県沖と東北地方の最近の地震活動

福島県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が290回であるのに対し2019年に福島県沖における1週間平均値は175回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

福島県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は1,016回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては46回目。福島県沖では2019年に64回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は6回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計45回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が21回、M4.0~4.9が20回、M5.0以上が4回となっている。

福島県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月04日 M5.3 震度2 福島県沖
2020年06月03日 M5.0 震度1 福島県沖
2020年05月19日 M5.4 震度4 福島県沖
2020年02月12日 M5.4 震度4 福島県沖
2019年12月11日 M5.3 震度3 福島県沖

福島県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

福島県沖の過去の地震データ

1919年以降、福島県沖で発生してきた有感地震は4,252回でそのうちM5.0以上であったのが719回。またM6.0以上は109回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1938年11月05日のM7.5・震度5(福島県東方沖地震)で深さは43kmであった。

福島県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1938年11月05日 M7.5 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
1938年11月06日 M7.4 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2016年11月22日 M7.4 震度5弱 福島県沖
1938年11月05日 M7.3 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2013年10月26日 M7.1 震度4 福島県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1938年12月06日に福島県沖でM5.9・震度3の地震が約5kmの距離(深さ52km)で起きていた他、2011年03月11日に福島県沖でM5.1・震度4の地震が約5kmの距離(深さ49km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2011年07月31日に約20kmの距離で発生した福島県沖M6.5・震度5強(深さ57km)であった。
 

東北地方と福島県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在239予測。また福島県沖など震源地別予測が現在898予測となっている。

方面別予測において現在、計239予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは32予測、Cクラスは200予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が8予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計898予測中、Aクラスが13予測、Bクラスが70予測、Cクラスが815予測となっており、このうち福島県沖に対してはAクラスが2予測、Bクラスが3予測、Cクラスが13予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、福島県沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県沖M3.9の類似21事例以後の発震傾向性

今回の福島県沖M3.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた21件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは21事例中11例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 21事例中6例
岩手県沖 21事例中4例
三陸沖 21事例中3例
宮城県沖 21事例中2例
福島県浜通り 21事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが21事例中7例、北海道地方では21事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは21事例中7例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、北海道地方における繋がりは21事例中4例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

関東地方及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 21事例中6例
千葉県東方沖 21事例中2例
茨城県南部 21事例中1例
東京都多摩東部 21事例中1例
埼玉県北部 21事例中1例
関東東方沖 21事例中1例
茨城県北部 21事例中1例

北海道北西沖 21事例中1例
十勝地方南部 21事例中1例
胆振地方中東部 21事例中1例
根室地方北部 21事例中1例
 

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※画像は気象庁より。