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2020年11月11日フィジーでM6.0、8日ぶり今年16回目のM6クラス以上地震

フィジーでM6.0、8日前のM5.7震源付近で再びM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年11月11日09:48にフィジーでM6.0の地震が発生した。今回の震源付近では11月03日にもM5.7の地震が起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年11月11日09:48 M6.0 フィジー(深さ約417km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月10日にパプアニューギニアで発生したM5.5以来で、2020年としては343回目となる(発生日時は日本時間)。

フィジーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月03日のM5.7以来8日ぶりで今年16回目。その前は海外時間(UTC)2020年10月23日のM6.1。

11月03日のM5.7は今回の震源から約25kmとごく近くで発生し、深さも約388kmと同程度であった。M6クラス地震が付近で短期間に2回続いた形である。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震37事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは37事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは37事例中20例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、中南米における繋がりは37事例中18例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の37事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは37事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.4で少ないと言える。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が19回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年10月23日 M6.1 フィジー(深さ約464km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年09月15日 M6.0 フィジー(深さ約10km)
2020年10月06日 M6.0 フィジー(深さ約629km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は397回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2014年11月01日にフィジーでM7.1の地震が約23kmの距離(深さ434km)で起きていた他、
1987年02月10日にフィジーでM6.5の地震が約25kmの距離(深さ395km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2018年08月19日に161kmの距離で発生したフィジー M8.2(深さ600km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在651予測。またフィジーなど震源地別予測が現在3,029予測となっている。

方面別予測において現在、計651予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは137予測、Cクラスは484予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が40予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,029予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが193予測、Cクラスが2,811予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが1予測、Bクラスが23予測、Cクラスが33予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM6.0の類似37事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた37件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは37事例中23例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 37事例中8例
フィジー 37事例中6例
ソロモン諸島 37事例中6例
ケルマデック諸島 37事例中6例
トンガ 37事例中3例
バヌアツ 37事例中2例
ニュージーランド 37事例中2例
マッコーリー島 37事例中2例
サンタクルーズ諸島 37事例中1例
ロイヤリティ諸島 37事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが37事例中20例、中南米では37事例中18例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは37事例中20例で平均発生頻度1に対し0.8と通常程度、中南米における繋がりは37事例中18例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

アジア及び中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 37事例中14例
フィリピン 37事例中4例
日本 37事例中3例
マリアナ諸島 37事例中2例
ミクロネシア 37事例中1例
ミャンマー 37事例中1例
グアム 37事例中1例
中国 37事例中1例

チリ 37事例中5例
ペルー 37事例中3例
メキシコ 37事例中2例
エクアドル 37事例中2例
グアテマラ 37事例中2例
コロンビア 37事例中2例
パナマ 37事例中2例
ケイマン諸島 37事例中1例
エルサルバドル 37事例中1例
コスタリカ 37事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは37事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.4で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年09月19日 M6.6・震度4 関東東方沖
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
1996年11月07日 M6.6・震度3 父島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。