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2020年11月12日台湾の南部沖合でM5.0、43日ぶり今年9回目のM5以上地震

台湾の南部沖合でM5.0、43日ぶり今年9回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月12日06:33に台湾の南部沖合でM5.0の地震が発生した。

 

台湾における今回の地震について

日本時間2020年11月12日06:33 M5.0 台湾(深さ約10km)

台湾でM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月30日のM5.1以来43日ぶりで今年9回目。前回の地震は今回の震源から約291km離れた位置であった。その前は2020年07月26日のM5.3で、今回の震源から約244km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内に台湾を含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中21例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。
 

台湾の最近の地震活動

台湾における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年に台湾の1ヶ月当たり平均発生数は2.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

台湾では2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に台湾で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月18日 M6.1 台湾(深さ約20km)
2019年08月07日 M5.8 台湾(深さ約21km)
2019年06月04日 M5.5 台湾(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

台湾では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が0回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に台湾で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年02月15日 M5.7 台湾(深さ約10km)
2020年06月13日 M5.3 台湾(深さ約50km)
2020年07月26日 M5.3 台湾(深さ約54km)
2020年02月15日 M5.2 台湾(深さ約3km)
2020年02月15日 M5.1 台湾(深さ約11km)
 

台湾の過去の地震データ

1901年以降、台湾で発生してきたM6.0以上の地震は206回でそのうちM7.0以上であったのが30回。20世紀以降、過去最大だったのは1910年04月12日のM8.1で深さは約235kmであった。

台湾で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1910年04月12日 M8.1 台湾(深さ約235km)
1920年06月05日 M7.8 台湾(深さ約20km)
1951年11月24日 M7.8 台湾(深さ約30km)
1999年09月20日 M7.7 台湾(深さ約33km)
1951年10月21日 M7.5 台湾(深さ約25km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1926年08月03日に台湾でM6.5の地震が約30kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1996年09月05日に台湾でM6.8の地震が約49kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1978年07月23日に71kmの距離で発生した台湾 M7.4(深さ17km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアと台湾における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在663予測。また台湾など震源地別予測が現在3,087予測となっている。

方面別予測において現在、計663予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは139予測、Cクラスは493予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が12予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計3,087予測中、Aクラスが26予測、Bクラスが195予測、Cクラスが2,866予測となっており、このうち台湾に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが54予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、台湾の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」台湾M5.0の類似39事例以降の発震傾向性

今回の台湾M5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

台湾を含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中21例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 39事例中13例
日本 39事例中6例
中国 39事例中3例
フィリピン 39事例中1例
インド 39事例中1例
ミクロネシア 39事例中1例
東ティモール 39事例中1例

また、今回の台湾における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
2011年09月17日 M6.6・震度4 岩手県沖
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
2016年11月22日 M7.4・震度5弱 福島県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。