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2020年11月12日津軽海峡でM3.1・震度1、日本国内で約49時間ぶりとなる有感地震

津軽海峡でM3.1・震度1、日本国内で約49時間ぶりとなる有感地震


 

気象庁によると2020年11月12日17:57に津軽海峡でM3.1・震度1の地震が発生した。津軽海峡で有感地震が記録されたのは262日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

津軽海峡における今回の地震について

2020年11月12日17:57 M3.1・震度1 津軽海峡(深さ約90km)

今回の地震は日本国内における有感地震としては11月10日16:35の福島県沖M3.7・震度1以来およそ49時間ぶりであった。

津軽海峡で有感地震が観測されたのは2020年02月24日のM3.3・震度2以来262日ぶり。今回の震源からは約52km離れた場所で深さは11kmであった。その前は2019年03月10日のM2.1・震度1で、今回の震源から約38km離れた場所で深さは13kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震5事例のうち、その後1ヶ月以内に津軽海峡を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは5事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは5事例中3例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

津軽海峡と東北地方の最近の地震活動

津軽海峡で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が1回であるのに対し2019年に津軽海峡における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

津軽海峡を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は993回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。津軽海峡では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

津軽海峡における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2008年09月22日 M5.6 震度3 津軽海峡
1954年05月12日 M5.4 震度3 津軽海峡
1940年12月27日 M5.3 震度2 津軽海峡

津軽海峡を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

津軽海峡の過去の地震データ

1919年以降、津軽海峡で発生してきた有感地震は89回でそのうちM5.0以上は3回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2008年09月22日のM5.6・震度3で深さは152kmであった。

津軽海峡において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2008年09月22日 M5.6 震度3 津軽海峡
1954年05月12日 M5.4 震度3 津軽海峡
1940年12月27日 M5.3 震度2 津軽海峡

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1972年04月25日に青森県下北地方でM5.1・震度3の地震が約15kmの距離(深さ2km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1940年12月27日に約19kmの距離で発生した津軽海峡M5.3・震度2(深さ104km)であった。
 

東北地方と津軽海峡における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在239予測。また津軽海峡など震源地別予測が現在898予測となっている。

方面別予測において現在、計239予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは32予測、Cクラスは200予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が8予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計898予測中、Aクラスが13予測、Bクラスが70予測、Cクラスが815予測となっており、このうち津軽海峡に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、津軽海峡の危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」津軽海峡M3.1の類似5事例以後の発震傾向性

今回の津軽海峡M3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた5件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

津軽海峡を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは5事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや多いと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

青森県東方沖 5事例中1例
宮城県中部 5事例中1例
宮城県沖 5事例中1例
福島県沖 5事例中1例
三陸沖 5事例中1例

また、今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは伊豆・小笠原では5事例中3例であった。

伊豆・小笠原における繋がりは5事例中3例で平均発生頻度1に対し1.8で多いという結果であった。

伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

硫黄島近海 5事例中2例
小笠原諸島西方沖 5事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。