• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年11月13日トカラ列島近海でM2.8・震度1、28日ぶり今年55回目の有感地震

トカラ列島近海でM2.8・震度1、28日ぶり今年55回目の有感地震


 

気象庁によると2020年11月13日05:41にトカラ列島近海でM2.8・震度1の地震が発生した。トカラ列島近海で有感地震が記録されたのは28日ぶり。今年55回目となる有感地震であった。

 

トカラ列島近海における今回の地震について

2020年11月13日05:41 M2.8・震度1 トカラ列島近海(深さごく浅い)

トカラ列島近海で有感地震が観測されたのは2020年10月16日のM2.5・震度1以来28日ぶり。今回の震源からは約35km離れた場所で深さは10kmであった。その前は2020年10月15日のM3.6・震度2で、今回の震源から約56km離れた場所で深さは9kmであった。

今回の震源は火山活動が活発化している諏訪之瀬島からは約30km程度南側に離れた位置であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震20事例のうち、その後1ヶ月以内にトカラ列島近海を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは20事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは20事例中2例で平均発生頻度1に対し0.8とやや少ない、アジアにおける繋がりは20事例中3例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

トカラ列島近海と沖縄地方の最近の地震活動

トカラ列島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が7回であるのに対し2019年にトカラ列島近海における1週間平均値は11回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

トカラ列島近海を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は222回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては55回目。トカラ列島近海では2019年に21回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計54回のうちM3.0未満だったのが40回、M3.0~3.9が13回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

トカラ列島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2016年03月14日 M5.3 震度3 トカラ列島近海
2011年03月07日 M5.1 震度3 トカラ列島近海
2003年08月19日 M5.2 震度4 トカラ列島近海
2003年07月10日 M5.3 震度3 トカラ列島近海
2001年03月05日 M5.1 震度3 トカラ列島近海

トカラ列島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の種子島近海M5.1・震度2が挙げられる。
 

トカラ列島近海の過去の地震データ

1919年以降、トカラ列島近海で発生してきた有感地震は775回でそのうちM5.0以上であったのが49回、M6.0以上が4回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1923年11月07日のM6.6・震度1で深さは69kmであった。

トカラ列島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1923年11月07日 M6.6 震度1 トカラ列島近海
1942年03月22日 M6.5 震度3 トカラ列島近海
1960年05月18日 M6.2 震度4 トカラ列島近海
1968年05月14日 M6.1 震度4 トカラ列島近海
1991年08月03日 M5.9 震度1 トカラ列島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1942年03月22日にトカラ列島近海でM6.5・震度3の地震が約2kmの距離(深さ44km)で起きていた他、2000年10月02日にトカラ列島近海でM5.0・震度4の地震が約9kmの距離(深さ27km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1942年03月22日に約2kmの距離で発生したトカラ列島近海M6.5・震度3(深さ44km)であった。
 

沖縄地方とトカラ列島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在224予測。またトカラ列島近海など震源地別予測が現在837予測となっている。

方面別予測において現在、計224予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは32予測、Cクラスは186予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が5予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計837予測中、Aクラスが11予測、Bクラスが68予測、Cクラスが758予測となっており、このうちトカラ列島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが4予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%前後、トカラ列島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トカラ列島近海M2.8の類似20事例以後の発震傾向性

今回のトカラ列島近海M2.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた20件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トカラ列島近海を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは20事例中4例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりは少ないと言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

与那国島近海 20事例中1例
沖縄本島北西沖 20事例中1例
宮古島北西沖 20事例中1例
奄美大島北西沖 20事例中1例

また、九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが20事例中2例、アジアでは20事例中3例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは20事例中2例で平均発生頻度1に対し0.8とやや少ない、アジアにおける繋がりは20事例中3例で平均発生頻度1に対し1.0で通常程度という結果であった。

九州地方及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福岡県北西沖 20事例中1例
大分県南部 20事例中1例

台湾付近 20事例中2例
マリアナ諸島 20事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。