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2020年11月13日フィリピンとインドネシア間のセレベス海でM5.2、2011年にM7クラス地震連発した付近

フィリピンとインドネシア間のセレベス海でM5.2、2011年にM7クラス地震連発した付近


 

USGSによると日本時間2020年11月13日04:19にフィリピンとインドネシアの間に位置するセレベス海でM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年07月24日にセレベス海でM5.0の地震が今回の震源からは約3km離れた場所で起きていた。

 

セレベス海における今回の地震について

日本時間2020年11月13日04:19 M5.2 セレベス海(深さ約570km)

セレベス海でM5.0以上地震が観測されたのは2020年07月24日のM5.0以来111日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約3km離れた位置であった。(時刻は海外時間(UTC))

フィリピンでは南部沖合で11月12日にM5.2の地震が起きていたが、震源の位置は今回から約700km離れており、深さも58kmと浅かった。

今回の震源付近では過去、2011年02月10日にM6.5とM6.6の地震がそれぞれ約30kmの位置で発生しており、深さも約520kmと今回に近い深発地震であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震42事例のうち、その後1ヶ月以内にセレベス海を含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは42事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは42事例中19例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の42事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは42事例中12例であった。これは通常時の1に対し1.3でやや多いと言える。
 

セレベス海の最近の地震活動

セレベス海における最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のセレベス海の1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であった。

セレベス海では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

セレベス海では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にセレベス海で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月24日 M5.0 セレベス海(深さ約583km)
2020年10月05日 M4.8 セレベス海(深さ約213km)
2020年09月04日 M4.5 セレベス海(深さ約593km)
 

セレベス海の過去の地震データ

1901年以降、セレベス海で発生してきたM6.0以上の地震は16回でそのうちM7.0以上であったのが3回。20世紀以降、過去最大だったのは1972年06月11日のM7.7で深さは約331kmであった。

セレベス海で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1972年06月11日 M7.7 セレベス海(深さ約331km)
1932年12月04日 M7.2 セレベス海(深さ約15km)
2005年02月05日 M7.1 セレベス海(深さ約525km)
2009年10月07日 M6.8 セレベス海(深さ約574km)
2011年02月10日 M6.6 セレベス海(深さ約525km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2011年02月10日にセレベス海でM6.5の地震が約26kmの距離(深さ523km)で起きていた他、2011年02月10日にセレベス海でM6.6の地震が約31kmの距離(深さ525km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2017年01月10日に38kmの距離で発生したフィリピン M7.3(深さ627km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとセレベス海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在626予測。またセレベス海など震源地別予測が現在2,902予測となっている。

方面別予測において現在、計626予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは133予測、Cクラスは465予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が11予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,902予測中、Aクラスが24予測、Bクラスが186予測、Cクラスが2,692予測となっており、このうちセレベス海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが21予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、セレベス海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」セレベス海M5.2の類似42事例以降の発震傾向性

今回のセレベス海M5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた42件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

セレベス海を含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは42事例中25例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 42事例中12例
日本 42事例中12例
フィリピン 42事例中5例
北朝鮮 42事例中1例
中国 42事例中1例
台湾 42事例中1例
ラオス 42事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが42事例中19例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは42事例中19例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

バヌアツ 42事例中9例
パプアニューギニア 42事例中9例
ケルマデック諸島 42事例中4例
フィジー 42事例中3例
トンガ 42事例中2例
ソロモン諸島 42事例中1例
マッコーリー島 42事例中1例
ロイヤリティ諸島 42事例中1例
サモア 42事例中1例

また、今回のセレベス海における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは42事例中12例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.3でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1977年12月21日 M6.0・震度3 硫黄島近海
1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1983年06月21日 M7.1・震度4 青森県西方沖
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1986年02月04日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1987年02月06日 M6.7・震度5 福島県沖
1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1996年02月17日 M6.8・震度4 福島県沖
2003年10月31日 M6.8・震度4 宮城県沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2010年12月22日 M7.8・震度4 父島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。