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2020年11月13日熊本県熊本地方でM2.6・震度1、平成28年熊本地震の震源付近

熊本県熊本地方でM2.6・震度1、平成28年熊本地震の震源付近


 

気象庁によると2020年11月13日22:11に熊本県熊本地方でM2.6・震度1の地震が発生した。熊本県熊本地方で有感地震が記録されたのは10日ぶり。今年33回目となる有感地震であった。

 

熊本県熊本地方における今回の地震について

2020年11月13日22:11 M2.6・震度1 熊本県熊本地方(深さ約10km)

熊本県熊本地方で有感地震が観測されたのは2020年11月03日のM3.3・震度3以来10日ぶり。今回の震源からは約15km離れた場所で深さは6kmであった。その前は2020年11月03日のM3.0・震度3で、今回の震源から約15km離れた場所で深さは6kmであった。

今回の震源は2016年04月16日の平成28年熊本地震(M7.3・震度7)の震源から約8kmと近い位置で発生した。深さも熊本地震が12kmであったことから同程度であったとみられる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震44事例のうち、その後1ヶ月以内に熊本県熊本地方を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは44事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは44事例中15例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、中国地方における繋がりは44事例中5例で平均発生頻度1に対し3.0で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

熊本県熊本地方と九州地方の最近の地震活動

熊本県熊本地方で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が75回であるのに対し2019年に熊本県熊本地方における1週間平均値は127回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

熊本県熊本地方を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は515回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては33回目。熊本県熊本地方では2019年に70回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計32回のうちM3.0未満だったのが23回、M3.0~3.9が9回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

熊本県熊本地方における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月03日 M5.1 震度6弱 熊本県熊本地方
2016年08月31日 M5.2 震度5弱 熊本県熊本地方
2016年04月19日 M5.0 震度5弱 熊本県熊本地方
2016年04月19日 M5.5 震度5強 熊本県熊本地方
2016年04月16日 M5.4 震度5弱 熊本県熊本地方

熊本県熊本地方を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

熊本県熊本地方の過去の地震データ

1919年以降、熊本県熊本地方で発生してきた有感地震は4,006回でそのうちM5.0以上であったのが26回。またM6.0以上は3回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2016年04月16日のM7.3・震度7(平成28年熊本地震)で深さは12kmであった。

熊本県熊本地方において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2016年04月16日 M7.3 震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
2016年04月14日 M6.5 震度7 熊本県熊本地方
2016年04月15日 M6.4 震度6強 熊本県熊本地方
2016年04月16日 M5.9 震度6弱 熊本県熊本地方
2016年04月14日 M5.8 震度6弱 熊本県熊本地方

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2016年04月16日に熊本県熊本地方でM5.4・震度5弱の地震が約8kmの距離(深さ15km)で起きていた他、2016年04月16日に熊本県熊本地方でM7.3・震度7の地震が約8kmの距離(深さ12km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2016年04月16日に約8kmの距離で発生した熊本県熊本地方M7.3・震度7(深さ12km)であった。
 

九州地方と熊本県熊本地方における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在211予測。また熊本県熊本地方など震源地別予測が現在791予測となっている。

方面別予測において現在、計211予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは28予測、Cクラスは177予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が15予測となっている。

また震源地予測では現在、計791予測中、Aクラスが9予測、Bクラスが60予測、Cクラスが722予測となっており、このうち熊本県熊本地方に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、熊本県熊本地方の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」熊本県熊本地方M2.6の類似44事例以後の発震傾向性

今回の熊本県熊本地方M2.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた44件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

熊本県熊本地方を含む九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは44事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に九州地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、九州地方への繋がりは少ないと言える。

九州地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

日向灘 44事例中1例
大隅半島東方沖 44事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが44事例中15例、中国地方では44事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは44事例中15例で平均発生頻度1に対し1.2と通常程度、中国地方における繋がりは44事例中5例で平均発生頻度1に対し3.0で多いという結果であった。

沖縄地方及び中国地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

与那国島近海 44事例中4例
奄美大島近海 44事例中2例
奄美大島北西沖 44事例中2例
宮古島近海 44事例中2例
奄美大島北東沖 44事例中1例
トカラ列島近海 44事例中1例
種子島近海 44事例中1例
石垣島近海 44事例中1例
宮古島北西沖 44事例中1例
沖縄本島近海 44事例中1例

周防灘 44事例中2例
広島県北部 44事例中1例
島根県東部 44事例中1例
鳥取県西部 44事例中1例
 

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※画像は気象庁より。