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2020年11月14日パキスタンでM5.5、93日ぶり今年2回目のM6クラス以上地震

パキスタンでM5.5、93日ぶり今年2回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月14日11:56にパキスタンでM5.5の地震が発生した。

 

パキスタンにおける今回の地震について

日本時間2020年11月14日11:56 M5.5 パキスタン(深さ約12km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月13日にマッコーリー島で発生したM5.7以来で、2020年としては346回目となる(発生日時は日本時間)。

パキスタンでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月12日のM5.6以来93日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約264km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2019年12月30日のM5.6で、今回の震源から約918km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内にパキスタンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは14事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の14事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは14事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

パキスタンの最近の地震活動

パキスタンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が1回。2019年にパキスタンの1ヶ月当たり平均発生数は3.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

パキスタンでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にパキスタンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月30日 M5.6 パキスタン(深さ約13km)
※海外時間(UTC)

パキスタンでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にパキスタンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月12日 M5.6 パキスタン(深さ約13km)
2020年01月12日 M5.1 パキスタン(深さ約10km)
2020年01月04日 M4.9 パキスタン(深さ約10km)
2020年01月18日 M4.8 パキスタン(深さ約10km)
2020年09月17日 M4.8 パキスタン(深さ約26km)
 

パキスタンの過去の地震データ

1901年以降、パキスタンで発生してきたM6.0以上の地震は39回でそのうちM7.0以上であったのが8回。20世紀以降、過去最大だったのは1945年11月27日のM8.1で深さは約15kmであった。

パキスタンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1945年11月27日 M8.1 パキスタン(深さ約15km)
2013年09月24日 M7.7 パキスタン(深さ約15km)
2005年10月08日 M7.6 パキスタン(深さ約26km)
1935年05月30日 M7.5 パキスタン(深さ約25km)
1931年08月27日 M7.2 パキスタン(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1931年08月27日にパキスタンでM7.2の地震が約53kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1931年08月24日にパキスタンでM6.8の地震が約63kmの距離(深さ10km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1931年08月27日に53kmの距離で発生したパキスタン M7.2(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとパキスタンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在646予測。またパキスタンなど震源地別予測が現在2,988予測となっている。

方面別予測において現在、計646予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは138予測、Cクラスは479予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が11予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,988予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが193予測、Cクラスが2,770予測となっており、このうちパキスタンに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、パキスタンの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パキスタンM5.5の類似14事例以降の発震傾向性

今回のパキスタンM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パキスタンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 14事例中4例
日本 14事例中2例
フィリピン 14事例中1例

また、今回のパキスタンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは14事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年04月24日 M6.3・震度2 オホーツク海南部
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。