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2020年11月18日東海道南方沖で1年ぶり地震M5.1・震度1、深発・異常震域で1975年のM7クラス付近

東海道南方沖で1年ぶり地震M5.1・震度1、深発・異常震域で1975年のM7クラス付近


 

気象庁によると2020年11月18日10:01に東海道南方沖でM5.1・震度1の地震が発生した。今回の震源付近では1975年にM6.6・震度3のM7クラス地震が起きていた。

 

東海道南方沖における今回の地震について

2020年11月18日10:01 M5.1・震度1 東海道南方沖(深さ約450km)

東海道南方沖で有感地震が観測されたのは2019年11月22日のM4.9・震度1以来362日ぶり。今回の震源からは約89km離れた場所で深さは420kmであった。その前は2018年12月24日のM3.5・震度1で、今回の震源から約160km離れた場所で深さは43kmであった。

今回の地震は深さ450kmで発生した深発地震で、震源から離れた東京都千代田区や茨城県日立市、栃木県宇都宮市で震度1を観測する異常震域であった。

日本国内でM5以上を記録した有感地震としては11月07日の硫黄島近海M5.9・震度2以来11日ぶり。

東海道南方沖では直近1週間の震度1未満であった地震を含めた全地震数が13回と、前年平均の約3回を大きく上回った状態であった。

今回の震源付近では下記の通り約9kmの距離で1975年08月12日にM6.6・震度3のM7クラス地震が深さ442kmと同程度で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震6事例のうち、その後1ヶ月以内に東海道南方沖を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは6事例中3例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、伊豆・小笠原における繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。関東地方では茨城県沖が6事例中3例を占め、関東東方沖が1例であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

東海道南方沖と中部地方の最近の地震活動

東海道南方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が13回であるのに対し2019年に東海道南方沖における1週間平均値は3回であったことから、現在の状況は多いと言える。

東海道南方沖を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は551回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。東海道南方沖では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

東海道南方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2018年12月10日 M5.2 震度2 東海道南方沖
2014年08月21日 M5.3 震度2 東海道南方沖
2012年12月26日 M5.1 震度1 東海道南方沖
2010年08月19日 M5.3 震度1 東海道南方沖
2009年08月09日 M6.8 震度4 東海道南方沖

東海道南方沖を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月27日の静岡県西部M5.1・震度4が挙げられる。
 

東海道南方沖の過去の地震データ

1919年以降、東海道南方沖で発生してきた有感地震は102回でそのうちM5.0以上であったのが63回。またM6.0以上は12回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1978年03月07日のM7.2・震度4で深さは440kmであった。

東海道南方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1978年03月07日 M7.2 震度4 東海道南方沖
1993年10月12日 M6.9 震度4 東海道南方沖
2009年08月09日 M6.8 震度4 東海道南方沖
1975年08月12日 M6.6 震度3 東海道南方沖
1990年09月24日 M6.6 震度3 東海道南方沖

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1975年08月12日に東海道南方沖でM6.6・震度3の地震が約9kmの距離(深さ442km)で起きていた他、1950年08月24日に鳥島近海でM5.2・震度1の地震が約13kmの距離(深さ343km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1978年03月07日に約42kmの距離で発生した東海道南方沖M7.2・震度4(深さ440km)であった。
 

中部地方と東海道南方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在196予測。また東海道南方沖など震源地別予測が現在720予測となっている。

方面別予測において現在、計196予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは27予測、Cクラスは164予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が14予測となっている。

また震源地予測では現在、計720予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが55予測、Cクラスが657予測となっており、このうち東海道南方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが11予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、東海道南方沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」東海道南方沖M5.1の類似6事例以後の発震傾向性

今回の東海道南方沖M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、東海道南方沖を含む中部地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが6事例中3例、伊豆・小笠原では6事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは6事例中3例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、伊豆・小笠原における繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

関東地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 6事例中3例
関東東方沖 6事例中1例

硫黄島近海 6事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。