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2020年11月18日奄美大島近海でM3.1・震度2、奄美大島北西沖では震度1未満の地震が急増中

奄美大島近海でM3.1・震度2、奄美大島北西沖では震度1未満の地震が急増中


 

気象庁によると2020年11月18日13:14に奄美大島近海でM3.1・震度2の地震が発生した。奄美大島近海で有感地震が記録されたのは33日ぶり。今年26回目となる有感地震であった。

 

奄美大島近海における今回の地震について

2020年11月18日13:14 M3.1・震度2 奄美大島近海(深さ約20km)

奄美大島近海で有感地震が観測されたのは2020年10月16日のM3.2・震度1以来33日ぶり。今回の震源からは約51km離れた場所で深さは13kmであった。その前は2020年10月04日のM3.2・震度1で、今回の震源から約98km離れた場所で深さは32kmであった。

今回の地震の震源は奄美大島の南側に位置する徳之島の南沖合であった。

奄美大島付近では11月18日07:09に奄美大島の西側に当たるトカラ列島近海でM4.3・震度1の地震が起きたばかりだが、それ以外にも奄美大島北西沖で震度1未満を含む全地震数が11月15日に177回、16日に78回と急増していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震14事例のうち、その後1ヶ月以内に奄美大島近海を含む沖縄地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは14事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

奄美大島近海と沖縄地方の最近の地震活動

奄美大島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が71回であるのに対し2019年に奄美大島近海における1週間平均値は88回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

奄美大島近海を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は536回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては26回目。奄美大島近海では2019年に46回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計25回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が16回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が0回となっている。

奄美大島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年08月20日 M5.0 震度2 奄美大島近海
2017年11月24日 M5.4 震度1 奄美大島近海
2017年07月26日 M5.8 震度2 奄美大島近海
2017年05月15日 M5.4 震度2 奄美大島近海
2016年06月15日 M5.2 震度1 奄美大島近海

奄美大島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年10月03日の種子島近海M5.1・震度2が挙げられる。
 

奄美大島近海の過去の地震データ

1919年以降、奄美大島近海で発生してきた有感地震は1,307回でそのうちM5.0以上であったのが134回、M6.0以上が18回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1938年06月16日のM6.9・震度4で深さは20kmであった。

奄美大島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1938年06月16日 M6.9 震度4 奄美大島近海
1995年10月18日 M6.9 震度5 奄美大島近海
1995年10月19日 M6.7 震度5 奄美大島近海
1995年10月19日 M6.5 震度4 奄美大島近海
1925年06月28日 M6.4 震度2 奄美大島近海

今回の震源から20km以内ではこれまでにM5.0以上の有感地震は発生してこなかった。
 

沖縄地方と奄美大島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在196予測。また奄美大島近海など震源地別予測が現在720予測となっている。

方面別予測において現在、計196予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは27予測、Cクラスは164予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が4予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計720予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが55予測、Cクラスが657予測となっており、このうち奄美大島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は100%前後、奄美大島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」奄美大島近海M3.1の類似14事例以後の発震傾向性

今回の奄美大島近海M3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた14件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

奄美大島近海を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは14事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に沖縄地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、沖縄地方への繋がりはやや少ないと言える。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

沖縄本島近海 14事例中2例
与那国島近海 14事例中1例

また、九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが14事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは14事例中1例で平均発生頻度1に対し0.6と少ないと言える。

九州地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

大隅半島東方沖 14事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。