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2020年11月18日インドネシア・スマトラ島西沖でM5.3、周辺では前日にもM5.9のM6クラス地震

インドネシア・スマトラ島西沖でM5.3、周辺では前日にもM5.9のM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年11月18日13:42にインドネシアのスマトラ島西沖でM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では前日にもM5.9の地震が起きたばかりであった。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年11月18日13:42 M5.3 インドネシア(深さ約54km)

インドネシアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年11月17日のM5.9以来1日ぶりで今年135回目。前回の地震は今回の震源から約147km離れた位置であった。その前は2020年11月10日のM5.0で、今回の震源から約569km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年08月04日にインドネシアでM5.1の地震が今回の震源からは約25km離れた場所で起きていた。

今回の震源であるスマトラ島沖では日本時間11月17日10:44にもM5.9の地震が発生したばかりであった。震源の位置は今回から更に沖合に当たるインド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートの境界付近で深さは約10km、震源の距離は今回から約150km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震45事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは45事例中22例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは45事例中2例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の45事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは45事例中9例であった。これは通常時の1に対し0.9で通常程度と言える。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が56回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.6 インドネシア(深さ約534km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2007年09月20日にインドネシアでM6.7の地震が約36kmの距離(深さ30km)で起きていた他、2016年06月01日にインドネシアでM6.6の地震が約37kmの距離(深さ50km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2007年09月12日に86kmの距離で発生したインドネシア M7.9(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在600予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在2,764予測となっている。

方面別予測において現在、計600予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは128予測、Cクラスは445予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が11予測、Bクラス予測が41予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,764予測中、Aクラスが21予測、Bクラスが175予測、Cクラスが2,568予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが12予測、Bクラスが38予測、Cクラスが3予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、インドネシアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.3の類似45事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた45件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは45事例中22例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは通常程度と言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 45事例中11例
フィリピン 45事例中9例
日本 45事例中9例
中国 45事例中1例
サヴ海 45事例中1例
マリアナ諸島 45事例中1例
パキスタン 45事例中1例
ミクロネシア 45事例中1例

それ以外ではインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが45事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは45事例中2例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度と言える。

インド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アンダマン諸島 45事例中1例
南東インド洋海嶺 45事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは45事例中9例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.9で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1992年07月18日 M6.9・震度3 三陸沖
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。