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2020年11月18日千葉県東方沖でM3.2・震度1、20日ぶり今年37回目の有感地震

千葉県東方沖でM3.2・震度1、20日ぶり今年37回目の有感地震


 

気象庁によると2020年11月18日22:42に千葉県東方沖でM3.2・震度1の地震が発生した。千葉県東方沖で有感地震が記録されたのは20日ぶり。今年37回目となる有感地震であった。

 

千葉県東方沖における今回の地震について

2020年11月18日22:42 M3.2・震度1 千葉県東方沖(深さ約20km)

千葉県東方沖で有感地震が観測されたのは2020年10月30日のM3.0・震度1以来20日ぶり。今回の震源からは約78km離れた場所で深さは21kmであった。その前は2020年10月23日のM3.4・震度1で、今回の震源から約77km離れた場所で深さは33kmであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震19事例のうち、その後1ヶ月以内に千葉県東方沖を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは19事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは19事例中9例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは19事例中4例で平均発生頻度1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

千葉県東方沖と関東地方の最近の地震活動

千葉県東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が63回であるのに対し2019年に千葉県東方沖における1週間平均値は50回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

千葉県東方沖を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は554回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては37回目。千葉県東方沖では2019年に33回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計36回のうちM3.0未満だったのが6回、M3.0~3.9が18回、M4.0~4.9が9回、M5.0以上が3回となっている。

千葉県東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年06月25日 M6.1 震度5弱 千葉県東方沖
2020年02月01日 M5.0 震度3 千葉県東方沖
2020年01月03日 M5.8 震度4 千葉県東方沖
2019年07月25日 M5.1 震度3 千葉県東方沖
2019年01月29日 M5.2 震度2 千葉県東方沖

千葉県東方沖を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

千葉県東方沖の過去の地震データ

1919年以降、千葉県東方沖で発生してきた有感地震は2,000回でそのうちM5.0以上であったのが202回、M6.0以上が31回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1923年09月02日のM6.9・震度5で深さは27kmであった。

千葉県東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1923年09月02日 M6.9 震度5 千葉県東方沖
1923年06月02日 M6.8 震度5 千葉県東方沖
1987年12月17日 M6.7 震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1937年10月17日 M6.6 震度4 千葉県東方沖
1954年07月18日 M6.4 震度4 千葉県東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1966年07月14日に千葉県南部でM5.2・震度3の地震が約6kmの距離(深さ53km)で起きていた他、1983年05月21日に千葉県南部でM5.2・震度3の地震が約8kmの距離(深さ49km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1987年12月17日に約19kmの距離で発生した千葉県東方沖M6.7・震度5(深さ58km)であった。
 

関東地方と千葉県東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在196予測。また千葉県東方沖など震源地別予測が現在720予測となっている。

方面別予測において現在、計196予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは27予測、Cクラスは164予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が3予測、Cクラス予測が12予測となっている。

また震源地予測では現在、計720予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが55予測、Cクラスが657予測となっており、このうち千葉県東方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが11予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%以下、千葉県東方沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」千葉県東方沖M3.2の類似19事例以後の発震傾向性

今回の千葉県東方沖M3.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた19件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

千葉県東方沖を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは19事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは通常程度と言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 19事例中3例
千葉県東方沖 19事例中2例
関東東方沖 19事例中1例
茨城県北部 19事例中1例
埼玉県北部 19事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが19事例中9例、伊豆・小笠原では19事例中4例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは19事例中9例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは19事例中4例で平均発生頻度1に対し0.8でやや少ないという結果であった。

東北地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 19事例中5例
福島県沖 19事例中4例
青森県東方沖 19事例中3例
宮城県沖 19事例中3例
岩手県沖 19事例中1例
福島県浜通り 19事例中1例

鳥島近海 19事例中2例
小笠原諸島西方沖 19事例中2例
父島近海 19事例中1例

追記:11月18日の千葉県東方沖M3.2は千葉県南部M2.9に、震度は1で変わらず
 

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※画像は気象庁より。