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2020年11月20日オーストラリア南方のマッコーリー島でM5.5、1週間前にもM6クラス地震

オーストラリア南方のマッコーリー島でM5.5、1週間前にもM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年11月20日12:19にオーストラリア南方のマッコーリー島でM5.5の地震が発生した。マッコーリー島周辺では7日前にもM5.7の地震が起きたばかりであった。

 

マッコーリー島における今回の地震について

日本時間2020年11月20日12:19 M5.5 マッコーリー島(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月17日にインドネシアで発生したM5.9以来で、2020年としては350回目となる(発生日時は日本時間)。

マッコーリー島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月13日のM5.7以来7日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約2,097km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2019年10月10日のM5.6で、今回の震源から約1,879km離れていた。

マッコーリー島周辺では上記の通り1週間前の11月13日にも今回の震源より東方向に約2,100km離れたニュージーランド南方に当たる位置でM5.7の地震が起きていた。深さは約10kmと今回と同程度であった。M6クラス以上の規模の地震は2019年10月以降発生していなかったことやM5を超える規模の地震も2020年3月以来記録されてこなかったことから、短期間の間にM6クラスが続いた状態であり、南極プレートとインド・オーストラリアプレートの境界付近の動きを注視していく必要がある。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震30事例のうち、その後1ヶ月以内にマッコーリー島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは30事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは30事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、北極・南極における繋がりは30事例中2例で平均発生頻度1に対し4.3で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の30事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは30事例中8例であった。これは通常時の1に対し1.2で通常程度と言える。
 

マッコーリー島の最近の地震活動

マッコーリー島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年にマッコーリー島の1ヶ月当たり平均発生数は1.2回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

マッコーリー島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にマッコーリー島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年10月10日 M5.6 マッコーリー島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

マッコーリー島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にマッコーリー島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年11月13日 M5.7 マッコーリー島(深さ約10km)
2020年02月07日 M5.0 マッコーリー島(深さ約10km)
2020年03月03日 M5.0 マッコーリー島(深さ約10km)
2020年05月09日 M4.8 マッコーリー島(深さ約10km)
2020年08月08日 M4.8 マッコーリー島(深さ約10km)
 

マッコーリー島の過去の地震データ

1901年以降、マッコーリー島で発生してきたM6.0以上の地震は99回でそのうちM7.0以上であったのが11回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月23日のM8.1で深さは約10kmであった。

マッコーリー島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月23日 M8.1 マッコーリー島(深さ約10km)
1989年05月23日 M8.0 マッコーリー島(深さ約10km)
1924年06月26日 M7.5 マッコーリー島(深さ約10km)
1926年10月03日 M7.4 マッコーリー島(深さ約10km)
1943年09月06日 M7.4 マッコーリー島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約200km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

大洋州とマッコーリー島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在578予測。またマッコーリー島など震源地別予測が現在2,603予測となっている。

方面別予測において現在、計578予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは123予測、Cクラスは428予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が14予測、Bクラス予測が36予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,603予測中、Aクラスが21予測、Bクラスが166予測、Cクラスが2,416予測となっており、このうちマッコーリー島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが35予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、マッコーリー島の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」マッコーリー島M5.5の類似30事例以降の発震傾向性

今回のマッコーリー島M5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた30件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

マッコーリー島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは30事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 30事例中5例
バヌアツ 30事例中5例
ソロモン諸島 30事例中4例
サンタクルーズ諸島 30事例中2例
サモア 30事例中2例
フィジー 30事例中2例
トンガ 30事例中1例
ケルマデック諸島 30事例中1例

それ以外ではインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが30事例中2例、北極・南極では30事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のインド洋における繋がりは30事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、北極・南極における繋がりは30事例中2例で平均発生頻度1に対し4.3で多いという結果であった。

インド洋及び北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

カールスバーグ海嶺 30事例中1例
南東インド洋海嶺 30事例中1例

サウスシェトランド諸島 30事例中1例
バレニー諸島 30事例中1例

また、今回のマッコーリー島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは30事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1982年07月23日 M7.0・震度4 茨城県沖
1983年06月21日 M7.1・震度4 青森県西方沖
1996年10月19日 M6.9・震度5弱 日向灘
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。